まぶたが重くなるという(がんけんけいれん)って

先日お電話で問い合わせをいただきました。


眼瞼痙攣(がんけんけいれん)という疾患があります。
その疾患で困っておられるとおっしゃられます。


まぶたが重くなりだした感じがして、
だんだんと下垂していく。
だから人から「まぶしいの?」とか聞かれることがある。
お問い合わせのお電話をいただいたとき。
(がんけんけいれん)とおっしゃられてもぴんときません。
疾患の名前自体をあまり聞いたことがなくて。
でも症状をお伺いすると以前お客様で
システムエンジニア関係のお仕事で人間関係ストレスと
超多忙の毎日の仕事で疲労がたまりすぎておられた過労。
そのような様子の方が確か(がんけんけいれん)と同じ様子になっていたな。


そんなことを思い出しました。


全身をケアすることと胸部や背部が硬くなり筋肉が縮まり動けない状態を
徐々にリリース。
一時的に改善してはれぼったくなっているまぶたがすっきりしてきた。
そして側頭骨や後頭骨、頭頂骨、前頭骨などの上に位置する筋肉を解く。
上部頚椎のつまりを緩めていく。
それでより状況は改善されていった。
だがその改善状態がどれだけ維持できるかという問題であった。


つまりこのお客様の場合には、
筋筋膜性ストレスだけが問題ではない。
一番の引き金という根っこが人間関係にかかわっていたのかもしれません。
お客様が社内で部署変えとなり、
より責任が重く忙しいところへ移られました。
だったら忙しくなって過労が増すのだからより症状がひどくなるのでは?
と思われるかもしれませんが。


筋筋膜性ストレスを解くと次回のワークまでその解かれた分の
優位性のある柔軟なまぶたが維持できている。
だからワーク回数が進むにつれてどんどんその部分についての
お話は少なくなっていきました。
そうなると私もそのお客様がまぶたがふさがっちゃうといわれていたのも
もう過去の話だしそこにこだわり続ける理由もない。
他に隠れている問題点がいくつもありましたので、
そちらに集中していきました。


人間って人間関係がよくなり充実した仕事をできるようになると、
身体状況もどんどん改善していけるものなんですね。


過労であもやりがいと達成感ある創造的な仕事ができ、
それをサポートするよき上司に恵まれた。


それが「お客様のまぶたを開かせて眼を見開かせた」。


拡大解釈かもしれませんが、
直感医療的にいえば眼を見開きたくなる心の沸き立ちが以前はなかった。
まぶたを閉じようと自らの潜在意識の仕組みがそうさせていた。
ともいわれてしまいそうです。


そういうものなのだなぁと、
素直に改善という幸運に感謝する次第でした。
やはり私の手の出せる範囲を超えているもの。
どうすればいいかと私も悩み続けるのですが、
解決策は容易に見つかるものではありません。
それですから本当に神様ありがとうございます!という気持ちになります。


ちなみに。
まぶたの重い感じがすぐに抜ける人と抜けにくい人がいると思います。
その違いはどこからくるのでしょう?


まだ(がんけんけいれん)になった状況の日数が浅ければ、
そのまぶたを重くさせる筋硬化が骨化まではしてない。
または若々しい循環機能や筋肉の蘇生があるなら、
心の充実や仕事のやりがいでまぶたは開いて自由になる。


ただこころの意識や状況が変化して心がまぶたを開きたくなっても、
骨化した靭帯や筋膜は自由を失い解けません。
つまり慢性化してもう一年以上そのような状況でお悩みの場合です。
そのようなときはその硬くなり自然にはもう元に戻りにくくなる
関連する筋膜部分を専門家に解いていただくといいかもしれません。
その先生の技量の範囲で改善スピードが稼げるようになりますから。