血管ホースの圧迫具合で

体内を流れる血管は、
ホースのようなもの。


体の主要な動脈系を散水ホースのように、
イメージしてください。



体内の血管ホースの三様2.png



左側の図が理想です!


締め付けることのないホースでちょうどいい。
水は、スムースに流れ続けることができます。


体内で考えれば、体の末端まで血液が流せる。
こうであれば、体液の栄養素の供給量もあり
排泄物も順調に排出できていますからね。
健康的です。



真ん中の図をどうみるか?
ホースを強く圧迫すると。
水圧が増して遠方まで水が届くようになりますが、
水量はこの時点で少なく。


体内で考えれば、末端へ届ける血液量が減少する。
血液量が減少すればどうなる?
冷え性のようなものでしょう。
それに痛覚神経も血液減少量に比例して麻痺傾向が強くなる。
末端へ流れづらくなった血液はどこにいるの?
多くは腹部に滞留していくか、
動脈が圧迫されていれば、
同時に動脈やリンパ管なども圧迫されるため
そのような体液が循環する帰りの部分に蓄積。


余談だが、体温は筋骨格系の筋肉群で作り出すだけではなく、
内臓もある意味筋肉でできている部分が多いため、
肝臓の化学作用による発熱や消化器の消化のときの発熱など、
内臓も体温を作り出すための3割ほどは貢献しているのです。
ただ内臓に血液がたまりすぎて汲々とすれば、
内臓自体の動きを抑制し、
内臓機能を低下させます。
それにより発熱量が減少。
そういったところも冷え性をつくる原因になると思われます。


様々な内臓疾患になるようなケースでは、
このような腹腔内に余分な血液が蓄積していることが多い。
たとえば生理痛も、普段から腹部に血液が溜まりすぎており、
それが生理のときにもっと下腹部に血液を集めてしまうため
腹部の内圧が内臓を急激に過度に圧迫させてしまう。
それにより警戒してくださいというアラームの痛み。
そういうケースでの生理痛に悩まれている方も多いようです。



右側の図は最もリスキーです。
俗にいう動脈瘤のような状態。






では、どういったもので、ホースを圧迫しているのか。
それはもちろん物理圧で、
血管を圧迫しているので、
わかってみるとなるほど。
単純にしこりができてしまって、
血管を圧迫して血が流れづらくなっているところって多いのです。


最低限、そのようなネックになるところは、
取り除くようにしていくことが大切ですね。


たとえばそれは先日の下図のよな血液を流しづらくする動脈系を
強烈に圧迫するしこりができやすいところが注目されたい。
そこを調べ、血管系を塞ぐ硬結などがないかチェックする。


手を上げる男性ーボーン.jpg




中国医学では、
「血液が気を運ぶ」といいます。


ざっくりいえば「元気は血液がちゃんとながれているところだ」っていうことです。
生命力を高めるためにも、
血流の確保は代表的な視点だと思います。


ただ、、、なかなかこれがまた、
深層部分までしこりができてしまうと。
それがにっちもさっちもいかない。


改善のきっかけがつかめない。
そのようなこともでてきます。


本当に深層部分にはびこったしこりをリリースは、
プロの目から見ても至難の業。
おそらくプロでもそこを理想的にまで解ける方は
数少ないでしょう。


それは動脈は傷つけられたら、即、死に至るものですから、
もっとも深い部分に走行する管ですから、
そこまで深く必死に掘って掘って掘って。
そうしていく作業がどれほど大変なのか。

後日、どういったことなのかブログでも
説明させて頂きますね。


私も、まだまだ自分の技量には納得できていない。
その大変さを身をもって感じています。


ただそんなようでも、
少しずつでもこのようなしこり部をリリースしたら
お客様が元気になってきたなとうれしくなることも増えてきています。
確実に、ここを改善していけば、それに比例して元気になるものです。
そんな実感を喜んでいますし、充実感を感じるところです。



自分を成長させるために、
がんばらないと。




ほんとうに、施術院は多くなってきています。
リスクや投資をどこにしていくか。
接客力や広告力も大切です。
でも独自仕様の技を極めることは生き残れるかどうかのリトマス試験紙にもなりますもの。