私の施術では「伸筋・骨・重み」の4割ができるようになれれば、上々

施術をするときの力の発力方法


最近、改めて検討して練っている動き方があります。


施術をする際の動きの質の3評価点.png


胴体主導の意識で、
体の『重み』を最大限活用するというのがテーマ。


身体操作上、奥深い技術を支え適えるための基礎になります。
(※ 中国武術等をなさっておられる方には、
   目新しいものではありません。    )


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『重み』を活かした動作を創りだすために


(1)立ち方が、しっかり骨を使い立てるようになった。(構造的機能性を発揮している)
   この状態に加え、『伸筋、屈筋の動作が滑らかにできる』ようになったとします。


(2)手足から動く意識を消して、胴体全体を上方に浮かび上がり舞い上がるイメージを持つ。
   浮かび上がった胴体はたやすくイメージ通り動作移動できる。
   胴体のウエイトシフトが楽にでき、『重み』を活かせるようになる。


(3)胴体を動作移動動かした後に、手足が従たるサポーターとして動かされる。



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空中浮遊の『浮身』を作ることで、
重みを活かせるという考えですが、
現状の私ではここで動きの試作中。


意拳の熊歩や、
月面に降り立つ二ール・アームストロングのような動きのイメージです。
胴体を浮遊釣り上げ、
胴体を先行してい胴体の重さをあますところなく伝えるといった動作です。


おそらく当たらずといえども遠からず。


動きの質を底面の基礎から書き換えようとすると、
体には計り知れない不具合がでてきてしまう。


それでしんどいところが出るのは承知です。


長年繰り返してきた体の動かし方のシステムを変えるということは、
そういったものです。


だから一気呵成に行えばいいものではなく、少しずつ時間をかける。


不具合を興す操作に対し気づきを加算する。
その量がかなりたまってきたときに、
隙だらけで盲点が散々あった状態に、
別れを告げることができるのです。



体の各パーツはそれぞれが機能分化しています。
手は手として、胴は胴として、足は足として、頭は頭として。


それぞれ別個のものとしてみてしまわれがちですが、
どんな動作をするに際しても、
5体すべてが有機的にその動きに絡んでくるようにできている。
ひとつの部位を動かせば、それにつられて連動して動く。


バランスをとるためであったり、
動きの補助のためであったり、
それぞれ多種多様な目的を持ち関連付けされて連動しています。


たとえ「右手の人差し指、一本動かす操作だけ」でも、
それによる運動は5体すべてに及ぶと考えてください。
施術中に、人差し指を握るか、伸ばすかで、
どれほどの重心の狂いが生じるのかを体験。
そんなところから見えるところもあるはず。


上記のような胴体を浮かせるイメージで動きの質を書き換えるには、
さらに複雑な連動を感じ取り修正に次ぐ修正で頭をフルに使います。


それが動きの質の根幹に関わるものほど、
今まで使っていなかった筋肉部位を急激に使い出すことで、
信じられないだるさや筋肉の張り、眠気、筋肉の炎症などがでてきます。
(特にこのたびは、不徳のいたす歯痛が・・・しんどすぎました。。。)
ただおかげで筋肉のつき方の様子も変わってきました。
しっかり伸筋のぶっといところを意図して使う。
使えていなかった伸筋がいきだすということは、
画期的なまでに、後々の生命力の強化に繋がる。
力みが入り余分に付いた部分からの激痛はある。
ですが磨きをかければ、やがてスリムに変わる。


そのようなところまでくれば、
身についたと言える状態です。


これらのことは体のセンサーや観察眼がなければ、
動きの質の改善の意味が、腑に落ちにくいのです。


そこは個人の取り組み姿勢により、
変わってくるところでしょう。


そのようなところを念頭において、
試行してみる方はトライしてくださいね。
お願い致します。




それではここで施術をするものとして、
体の『重み』を活かし施術をするメリットとは。


・体の大きい施術者は、
 自身の体重を容易に相手にかけることができる。


・体の小さな施術者は、
 自身の体重には頼りづらい。


深部に届くずり圧を主体にかける施術では、
後者の場合は身体条件上、素質に頼れません。
他に支えになるものを持たなければなりません。


さもなくば、
いつまでも体の大きい施術者に劣る状態が続きます。


「自分じゃ無理だな・・・」と決めつけてやり過ごすか。
それとも思わぬクリアを狙い知力・修練で限界を越えて、
「できた!!」とぃうとき。


「あっ、私にはできるんだ」
事実がともなって得られる確信です。
自分の成長や成熟を感じられる快感。
それは大きなものですよね。


そんな壁を突き抜ける充実感を味わう。
繰り返されるうちに自分を信じていく。


それは自分で決めた限界は、

研究次第で塗り替えられるものです。


かなりの執着心がないと、
やってられないというものでしょう。^-^




施術で『重み』を自在に使いこなせるならば、
現状の私の考えでは(←現状のといのがキー)、
施術上の及第点です。


圧の質、圧の方向決定、視野や視点の拡大など、多くの発展が見込まれる。



昔から、
重み』をどう引き出せばいいのかを、考えていました。


『重み』を操作する能力が最大限発揮できれば、
現在、私が施術のときに利用している多くの重量感あるブロックも、
私の身体操作で代替できるようになる部分も生まれてくるでしょう。
私の場合それで手技療法ができると胸を張って言うことができます。


または、さらに巧みにブロックを活かしきることができるはずです。


施術時間も、
それでようやく大幅に短縮できる算段です。 ^-^v 


施術上の身体操作は、
「伸筋・骨・重み」などが、
理想の4割ほどもできれば完了です。
完璧に使いこなせるようになりたい。
そんな希望は、一生かけて求めていくものでしょう。




治病目的で施術を願っている人たちは、
どのような施術者を選べばいいのかを判断する必要が出てきます。
そのような方々こそ、シビアに施術者を選択する目を持つことです。
ネット上での口コミは操作しやすいものです。
「伸筋・骨・重み」などが操作しきれているような武術家が
施術家としても開業している場合。
その治療効果の優越性が高いことが多いようです。
または施術の素人である武道家師範が、
施術家以上の治療効果の高い施術をなさる(←これは、私、観たことがあります!)。


つまり、施術家自らの身体操作上で理解したことが、
そのお客様とどのような差異があるのかを察知して、
違和感を埋めていくことが施術になるという先生。


そのような先生も施術の研究もなさっておられるのは当然ですが、
想像を超える切れ味の施術をなさることがあると聞いたことがある。


改善したお客様は、「ここの治療院は、私に合ったところ」程度で、
その技量を支えるバックグラウンドにはさほど興味はないでしょう。


私がそのような施術をする先生のところへおじゃましたら、
卒倒するほど感動することでしょう。
すごさを人に語りたくてウズウズするはず。
それとは違う反応が一般の方々ではなされるようです。


そういった先生はさほど自分をPRしようとはせずに、
マイペースで仕事をなさっておられる。
マスコミにも出ません、口コミもない。
患者が多くなることを嫌う傾向も。。。 ^-^;


ときどき私の施術を初めて受けていただいてお客様がお褒めいただくことがありますが、
「私以上の先生は、いくらでもいます。ただ、少し見つけにくいのです」
ということばは、私以上の先生がいるというのは、私が謙遜しているのではありません。


事実です。
(見つけるのが、半端無く難しいというのは否めませんが。。。)


現状、私は身体操作については、まだ門前の小僧。


深層筋を緩める施術をするというコンセプトのよい先生を見つけたいならば、
性根をいれて身体操作の良し悪しが感じ取り判別できるような研究をすれば、
その施術を自分が受けるべきかどうかの判断は付けられるのです。


そのような目を持った人に吟味され、
認められるにはどうすればいいか?


そうなれればどれほどうれしいか!!



そうなることは強い願いですね。
やりがいを求めて勝負したいです。


そうなったら、
今は、私は本当に人にあまり多く会うようなことがないものですが、
このままではいけないなと感じます。
(見つけるのが、半端無く難しいというのは否めませんが。。。)
というところから、私も脱皮する計画を立てたいと思います。 


こういったことも、
「自分じゃ無理だな・・・」と決めつけてやり過ごさず、
クリアを狙い知力・修練で限界を越えて「できた!!」としていきたいですね。