目新しい施術方法の周知法は、とにかく地道に体験してもらうところからでしょう

個人的なことで恐縮ですが、
いま、『 ボウエンテクニック 』という施術の方法を学べる講習会で受講中


ボウエンテクニックという施術について、
日本では今知っておられる方々は一握り。



個人的な見解ですが、
知られていない施術を受け入れて浸透するには、
未知の世界へと関心を持って取り組む人たちの、
広めるヴィジョンと行動をともなう真剣な決意が鍵でしょう。


目新しい新規な施術方法であれば、
よほどしっかり周知させる広報活動を積極果敢にしてみて。
それはメリットが直感的に伝わってくるメッセージによる。
それ以外については、スパムメールにも等しいわずらわしいものとして感じられることでしょう。


自分に益を痛感していない情報を取り込もうと、
自身の貴重な時間を使おうとはしないものです。


人は「優先順位の高いものであるか、低いものであるのか」を厳密に設定しています。
人には分別があるがゆえに、かえって自身が取り組む門戸が狭まることもあるのです。
自分にほんとうに必要なものと直感したものに対して
勇気を持って取り組むという無分別さでチャレンジができること。
そこから新たな突破口を開くきっかけを得られることもあります。


ただそのような直感が働くことは、極々まれなことでしょうから、
新たな耳慣れない施術法に飛びつく人も少ないことはわかります。
それゆえに、ボウエンテクニックへの優先順位は、あがりづらい。
ただ実際にボウエンテクニックの講習会でデモセッションを体験した鍼灸学校を通っている男性が、
それを受けた際の自身への反応の興味深さから鍼灸学校を休学するという話が出ているそうです。
それはボウエンテクニックがすばらしい魅力があるものだということをあらわすエピソードでしょう。
ちなみにその鍼灸学校で学んでいた男性は、
ボウエンテクニックの講師の学友だというだけで「ボウエンテクニックって、どんなことをするのか?」
という予備知識がまったくない状態で連れてこられたようです。
「僕はただ、このベッドの上で横になってればいいんだよね?」と、
すこし不案内なところへ来てしまった感を拭えませんでした。
それがリラックス状態に早々にいたり、
10分もしないうちに深い寝息を立て始め、
後にまでそのときのセッションを受けた際の印象が残っていたようです。


だから実際、
体験すれば今後もボウエンテクニックの受けたいという優先順位はランクアップすることもあるんですね。


反面、私が知るなかでもボウエンテクニックほど、
実際に受けてみてみないと真価がさっぱり伝わってこないものも少ないでしょう。


私がいろいろな施術やセラピーを知る中でも、
実際に受けて「 体験知 」から、
自身にそれが必要かどうか判断してもらいたいセッションの筆頭じゃないかと思います。



そういうものって、
ある一定の人数がセッションを受けてその評価の星(☆)が高いと実力が認められれば、
SNS等で周知性も伸び浸透することもあるでしょう。
そのある一定の人数まで、体験知 を得ていただけるきっかけづくりをする活動をする。


それこそ、地道などぶ板選挙ではございませんが、
ことあるごとに、プライベートな状況下でも体験知を皆様に持って行ってもらうキャンペーンをしていこう。
そんな草の根運動から始めようと腹をくくるのも大事ですよね。





そのように考えるある日。


私は施術の場で、ボウエンテクニックの手技技術を適宜取り入れてはいますが、
本格的に待ち時間をいれておこなうボウエンテクニックの流儀の通りにすることはほとんどありません。


それがつい最近、私がボウエンテクニックを使うきっかけがありました。
施術者仲間のご自宅に用事があっておじゃまさせていただいたときのことです。



すると、家主がお体の悩みがるとおっしゃられます。


どういう状況かといえば、
かつて起きたことがない不正出血が起きたため、婦人科へいき、検査をうけたそうです。
不正出血は数日すれば改善することもあるから様子をみようという診断となりました。
私としては婦人科へいきなりいかなければならないほど、
相当深刻な状態だったのだと知り驚きました。


私がその方のお顔を拝見すると、
貧血の状態は即座に読み取れる。


「それではお大事になさってください」
といってそそくさと帰宅するのでは私も心配ですから。


習いたてのボウエンテクニックを使い施術を受けてもらいました。


ただ今はまだボウエンテクニックを習いたてですから、
それだけで私が納得できる成果がえられるものではありませんし。
それで日頃使い慣れて成果を出せるオステオパシーのカウンターストレインやポラリティセラピーなど、
道具を利用せず対応できる手技療法をいくつか混ぜて用いてセッションをおこないました。


ただ今回のセッションは、
前日にボウエンテクニックの講習会を受けたことも手伝って、
おおよそ6割ほどボウエンテクニックの技術を利用して対応しました。



施術では、通常、比較的ソフトなタッチで手を触れてのセッションをすれば、
受ける方は眠くなってしまう。
そういったことが多いのです。


このときのセッションでも、途中から意識を失う寝入っておられた様子です。
ですが軽い寝息を立てていたとしても、
「すいませんが、こんどは仰向けになってください」というと、
「は、、、はい。」と、そそくさとむっくりと体を起こして仰向けになります。
だから完全に意識を失っているわけでもなく、耳で周囲の音が聞こえています。


その後、しばらく休まれていて目覚めたとき。




目の下にできた気になる「くま」は、だいぶ消えていました。
それを観て心身に巣食っていたストレスが低減したと感じます。
交感神経の優位状態から少し抜けられたのかなと安堵しました。
^-^


ご本人も、深いリラクゼーションモードに浸ることができて気分がよくなったとの笑顔。
残念ながら疲労の根は深々と刺さる感じで100%問題なしという状態ではないものの、
本人がただただ横たわって寝ていても、ここまでは体が楽にならないだろうと言う感じ。
おそらくボウエンテクニックを受けてみようと言う優先度があがったのかなと思います。
そこを体験していただけて、嬉しい限りです。


後日、その方がまた婦人科へ行く際に、
少しでも不安要素が低減していればと願って止みません。



カウンターストレインやクラニオセイクラルセラピー等々、
他の手で接触する施術でも相応に深いリラックス状態になることは知られています。
だったらそれらに慣れているようであれば、
使い慣れたそれらの手技だけでもいいんじゃないのかと思われそうです。


ですが、ボウエンテクニックの手技を多く取り入れてセッションを組んだのには理由があります。


深いメカニズムまでは理解できていないのですが、
ボウエンテクニックの手技をいれたことによって、
「ストレスリリースの深さ」がかなり上乗せされているような実感を持っているのです。
私自身がそのことを、ボウエンテクニックの講師の方からボウエンテクニックのセッションを受けたとき、
他のセラピーとの違いとして、ストレスフルな状態を鎮める効果がかなりあるぞと驚愕したところでした。
私自身、ミラクルな精神的ストレスのリリースが、セッションを受けている最中に起きた体験をしまして。



それに最近、ずっと施術では自作てい鍼を用いたり、
アクティベーターやゼロプロマッサーを使ったり、
自作の重さのあるブロックを使ったりと、
純粋に手でおこなう手技をする機会が減っていて。 ^-^;


そんな近況で最近ではボウエンテクニックの手技が、
日を置かずして勉強していたというところもあって。



私は現代社会では病のうちの半分ほどは、
心身におよぶストレスから生じると思っています。


ストレスから交感神経が優位になり続けることで、
免疫力が低下したり、腰痛や肩こり等にも至ります。
生命力が削られる大本とは目に見えない心身に影響を及ぼすストレスから生じるはず。


そのような印象を持っています。



今の東京住まいの私たちは、
対人関係や仕事の肉体的かつ精神的ストレスなど、
ストレスフルな状況を暮らし続けているわけです。
その証拠にマインドフルネスのような
ストレス対処法の本が書店で山積みされています。


自身でストレス解消を図るのもいいでしょう。
基本はそのようにしていただいたほうがいい。
それは、他者の力を安易に借りすぎるならば、
自身でそのストレスを乗り越えるための成長への架け橋を渡る機会を損失する可能性もでてきます。
ただし現代日本人のストレスフルな状態が進みすぎたと感じている人にとって。


ボウエンテクニックの先生がおっしゃられるには
ボウエンテクニックで体の全身をケアした後も、
定期的にボウエンテクニックを受けることで、
体調管理をすることもお勧めしていますとのこと。


日頃からストレスフルに自身を追い込み過ぎないようにしていきたいですよね。



また、ボウエンテクニックの練習台になっていただけるというお客様も若干名おられます。
もうそろそろ、落語同好者 ^-^ で練習台をかってでてくれた方に、メールを送らなければ。
ボウエンテクニックの体験知を広める活動をしてみようとも思う、この頃です。 ^-^


そういえばコーチングスクールでは、100人コーチングというもので、
友人や袖すり合うも他生の縁程度の知り合いなどに試しにコーチングをさせてもらう活動をしています。


コーチングを体験してみて、
そのコーチングの価値を金銭に換算すれば、
いくらぐらいの価値があるとお感じになりましたか?」
という質問をさせていただくことがあります。


すると、
「そういえば、、、このコーチングの時間で大きな発見や動機付けができたようだから、
継続的に金銭を支払っても受けてみたほうがいいんじゃないか、、、」と気づくことがあります。
そうなって継続的にコーチングをさせていただくような契約を結ばせていただくことがあります。


つまり実際に受けてみて、「この商品なら、いくらぐらいが妥当だろう」という評価が生まれる。
コーチングのような、平均的価格帯のあるようなグッズを定価販売するものではない場合には、
なおさらそのソフトサービスに、どれくらいの値がつくのかを、
受けて頂いた方にアンケートをお願いして回答していただいた内容は参考になるでしょう。
アンケート内容に、振り回されてブレブレになるのは無様なことですからよくありません。


費用対効果で、プロとしての十分な期待に応える効果を感じていただけただけの費用をいただく。
時間を切り売りする概念とは違うもので勝負をして研鑽を積まなければならないでしょう。


それをボウエンテクニックの施術というソフトなサービスに置き換えて考えてみても、
日本ではあまりボウエンテクニックのみのセッションだけで生計を立てる人がおらず、
そのようななかで少しずつボウエンテクニックをする日本人も増えていくなかですし。
どれぐらいが相場といえるものなのか。
私も関心があります。


同期のボウエンテクニックの講習を受けておられる方々が、
ボウエンテクニックを提供するサロンをなさられるときに。
そのようなときに目安になり役立つでしょう。




脳梗塞後の後遺症を持った方がボウエンテクニックの施術で改善傾向が期待できるといいます。


私としては、そのような結果を出せる施術を私自身ができるようになってみたいという気持ちで、
ボウエンテクニックにかかわらせていただいております。


ボウエンテクニックの講習会では、モジュール3というものが11月にありまして。
それで習う技術のベースを教えていただけたもので、
それが済んだら次に応用へと進むようです。
応用編へと進みだすとボウエンテクニックでの施術対応力が増していくそうですが、
モジュール3が終了したそのタイミングがきたときに、
練習台を積極果敢に公募させていただければと願っています。


その折を見て必死に練習台になっていただける脳梗塞後の後遺症を持たれた方に頭を下げて
セッションをさせていただいてという時期が来ると思います。
もともとボウエンテクニックはジェントリーで受けた人に負担の少ないセッションですから、
海外では病院等でも取り入れられている場合もあるほど。
クライアントにむりをさせず安全性が配慮されている施術ですから、
時期が来たらボウエンテクニックの講師の先生にどういうようにしたらいいのかを必死にお尋ねして、
挑戦していきたい。


ただその今の私には高いハードルと感じられているその前に、
何人か練習台になっていただき、技を身につけて磨いていき、
ボウエンテクニックの施術で体が自然に動かせるようになっておこうと思います。 ^-^