数日前、ホームページ作りの手を休めて、
東京国立博物館にでかけました。
特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」
/ 東洋館 3室 2019年11月6日(水) ~ 2020年2月9日(日)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1979
という展示会で、マヤなどの神様の仮面に翡翠(硬玉)が使われていると知って、
翡翠(硬玉)の神聖さを実感するためには、ぜひ、この目で見てみたいと思いました。
上記のURLのページにも翡翠でできた神様の仮面写真が掲載されています。
目的の翡翠製の仮面を観たのですが、
ただ神様の仮面は「硬玉」の翡翠で。
私が実際に利用させていただく翡翠は「軟玉=ネフライト」です。。。
そこが少し残念に感じていたのです。
それがたまたま博物館の中を丁寧に見て回る途中で見つけました!
古代中国では皇帝や貴族が持ち、司祭に用いられていたという紹介文付きで、
ある意味、大きな展示物と展示物をはさんだ通路から少し外れたところにて。
「軟玉=ネフライト」が展示されていました!!
おそらく私だけ、その展示物前で、ひとり興奮していました。
ネット等でネフライトを古代の皇帝や貴族が重要視していた。
そのような文章を、数々、目を通してきました。
でも文章の解説だけで、当時の写真資料などは掲載されておらず、
いまひとつ本当に皇帝や貴族がネフライト(軟玉)を
最も高貴な貴石としているという実感が持てなかったのです。。。
それが他種の貴石を差し置いて、
古代中国では軟玉が大切にされていてということだったのでしょう。
紹介文ではネフライト(軟玉)と書くべきところをジェダイト(硬玉)と
表記のミスかと思えるようなところもあったように見受けられました。
もしかしたら、
私の読み間違えかもしれませんが、
展示の紹介文をお書きになられた方が、
すこしごっちゃになっていたのかもしれません。。。
もともと中国では軟玉の翡翠は採れていたが硬玉の本翡翠は採れない。
だから古代中国では翡翠といえば軟玉で、
後になって翡翠ロードというシルクロードにも似た呼び名の道を通り、
他国から本翡翠(硬玉)を手に入れるようになったのです。
それまではずっと古代中国では軟玉が翡翠だった。
古代中国は、そういわれた通りの軟玉の展示です。
軟玉は祭司にもちいられており、
私がマッサージ用に使う等級よりもランクが上でした。
繊細な繊維状の組成がわかりそうな淡く薄いグリーン。
本翡翠ほどの輝きはありませんでしたが、うつくしい!
他の拝観者の方々は、
翡翠でできた先ほど見た神様の仮面はインパクトが強かったでしょう。
それが中国古代の軟玉翡翠(ネフライト)は、
シンプルな薄い10センチほどの長方形等の板状のものが3点ほど展示してあったのみでしたから。
私だって軟玉を自分の施術に活かそうと必死になって研究をし始めていなければ、
他の拝観なさっておられる方々と反応は同じで、
ほぼほぼスルーしていたことでしょう。
ただやはり高貴な方々が自身の権威を示すために手に入れた石です。
私には展示された軟玉から気を動かす力を感じ取れました。
そうした発見から、さらに、さらに。
軟玉(ネフライト)の翡翠が、頼りになるものだと実感できました。
私がもちいておりますヒスイ。ネフライト製のマッサージ用品の一部です。
これらも十二分に役立ってくれることでしょう。
すばらしい!! ^-^
ネフライトの握りこぶし大のマッサージ用品はホットストーンとして活き、
中央にあるスティック状のものが小回りが利いていい仕事をしてくれます。
右手にあるローラーは、力強くセルフマッサージとして重宝します。
ただ、本翡翠:硬玉:ジェダイトや軟玉:ネフライトを手に入れるとき、
注意すべきことがあります。
ときどき軟玉(ネフライト)でも硬玉(本翡翠・ジェダイト)でもないインドヒスイが、
ネフライトとか本翡翠と称されて発売されていることもあります。
残念なことですが、私も、、、やられました。
写真にはネフライト(軟玉)で写っているのに、、、。
保熱性等がアベンチェリはネフライト等と比較するとよくなくて、
ホットストーン向きではないと思います。。。
ざんねん。。。
追伸:「Natural Dongling Jade」というオーストラリア産の薄緑色で透明度がある素材もあり、
そちらがネフライトと明記されて販売されているときもあるようです。
うつくしいものですからアクセサリーとして利用するにはいいのです。
ただマッサージ用になると、どのような成果があるかが未知数で調べがつきません。
中国の業者はあまり責任を取っていただけるようなこともなくて、
思ったものを手に入れるにも、なかなか大変なこともあります。
みなさまも、入手の際は、
先にメールで「アベンチェリじゃないよね、それって?」と
業者に確認をとるようにすると安心して購入できるでしょう。