好転反応について 2

また以下が好転反応とは呼べないと思うケースです。
・身体を部分的な解放に終始してしまいバランスがうまく取れなかった。
身体を解放するときには解放するための手順があります。それを見誤ると、当然身体のバランスが崩れた状態になり仙腸関節などに新たなストレスをかけてしまい痛みや発熱、頭痛などが引き起こされる。
・身体を解放するときにいきなりハードな手技やマッサージをしてしまい、俗にいいます”もみかえし”になります。それは皮膚表層の毛細血管が破れ、細い筋繊維まで微細な断列を引き起こします。
・または施術ミスによる不快感を与えること。これは施術方法が難しくリスクが高いものなどに多く起りますが、多かれ少なかれ人の身体の中に刺激をいれますとそのリスクは当然あるものです。そのリスクを軽減するための最大限の安全性を重視した施術方法を選択することが大切です。
クライアントが施術者や治療院などを選ぶ権利があるのですから、商品を購入するのと同じ感覚でしっかりその点を納得するまで説明を受けることが必要です。ときとしてそのことについてうやむやにするか説明を拒む施術院なども多くありますが個人的にはすばらしい腕を持つところでもクライアントの立場に立ったものの見方ができていないと言えます。クライアントはただ施術者にすべてを任すのではなく説明を受ける義務を持つと思います。
・身体の使い方がよくわからず以前からおこなっている身体を固める結果を引き起こす身体の使い方をし続けていることにより身体の痛みがぶり返すこと。
腰痛症のときは無意識のうちに体をかばうための歩き方を覚えて身体の痛みが現在で最小限に押える形を取ります。しかしこれは非常に左右のバランスを崩しながらどうにかこうにか動くという行動パターンでしかなく、これを健康な方におこなってもらいますとすぐにからだの調子を悪くします。いわんやクライアントおやです。
よって身体の使い方も、施術をしていくことと同時進行でおこないます。これはクライアント自身の意識の持ち方や行動力にもかかります。
私は、このプログラムを組んでいますから身体の改善のスピードやワークが終了したあとでのコンディションの向上もはかれています。私自身驚くほどの効果が数年前からのクライアントの調査により明らかにされています。いずれはこの考えが普通に取り入れられるようになればと願っています。