お箸についての(気づき)

お箸はたいていの人が右側で持ちますよね。
さいころからそうしつけられてきました。
そしてそれをごくごく当たり前のこととして受け入れてきました。

私の思考は別にひねくれているわけではありませんが、
経験的に『当たり前すぎるものの中に落とし穴がある』と思ってます。

右手でお箸をもって食べると、食べ物は左側にまず最初に入りやすくなります。
そうすると左側の顎の筋肉に強い負担をかけます。
「食物の入っている左顎」と「なにも入ってない右顎」では、左右同量の力でかむ必要はないでしょう。右顎は左顎が動くからその動きに合わせて動く程度。

そして右顎と左顎、どちらが硬化して動けなくなっているか観察すれば、
7〜8割りは左顎。
ただ右側の顎関節の方が左側よりも柔らかく稼動できるがゆえに、
右側の顎関節がかえって大きくガクガクと骨がずれる音がでたりします。
左側はその音が出せないほど硬化しているのです、というケースが多い。
したがって右顎が悪いと感じている方も実は左顎がさらにシビアということが多いのです。

その原因は「なぜ?」と疑問を持ちました。
さまざまな仮説を立て、自分の体で検証をおこなってきました。
かなりユニークな仮説も立てたのですが、それは伏せておいてーー1。
その仮説の中で、ふと歯を磨くときに右手で磨いていたら左側の奥歯が虫歯になりやすいという事実を知って、右手から左手へ歯ブラシを持ち替えて磨くという工程を増やしたんです。するとしっかりと左の奥歯まで届きました。

ずいぶん違うものだなと感じたんですが、
そのとき「まてよ、じゃ、お箸をもつ右手を左手に変えてみたらどうなるだろう」と考えました。

『右手でお箸を使えば口の中の左側に食べ物がいつも入っていくのならば、
左手でお箸を使えば右側にいくのでは?』

そして試したら案の定そうでした。

意外に地味な発見に見えるかもしれませんが、
これはひさびさの体の使い方の大発見です!!!!!

顔の左右のラインが整ったり崩れたりする引き金になるんですからね。
左右の奥歯のかみしめる力を一定にすること、それは骨盤を整えることと関係があります。
自然に軸椎のゆがみを軽減できます。

法則『1日おきに左手でお箸を持つ日を。さすれば顎の左側硬化が減少する』
ただし、かなり要トレーニングだし、普通じゃないぞ、特に外食のとき!! ^^1