体のなかの大切な部分仙骨と頚椎

体全体に影響を及ぼす箇所がいくつかある。
仙骨(特に仙腸関節)や頚椎1などだ。

主は仙骨だという方と頚椎だという方さまざま主張されていますが、この二つはもともとロベットブラザーズで共鳴運動が語られどちらも影響し合っている関係。

どちらも正解でしょう。

でも少しだけ私は仙骨派かも。
ワーク中に頚椎を先に解放すると、間違った気功をして気が頭部に上がりすぎてしまうことがあるので。(この状態を『ヘンサ』といいます)
なってみるとかなり気持ち悪いものです。
みんながみんなそうなるわけではないですけど、そうなる確率は捨てきれません。

そのリスクを避けるために、仙腸関節をリリースして腹部周辺を柔らかくさせます。
そうすることにより丹田へ重心をとりやすいようにします。
それによりヘンサになるリスクは大きく減少します。

余談になりますが、仙腸関節をリリースを受け違和感を感じる方はほとんどおられませんが、
頚椎へのアプローチの場合、状況は変わってきてかなり難しくなる方もおられます。
頚椎の調整はカウンターストレインでおこなうので、仰向けに寝ていただき、頭を嫌というほどゆっくり動かします。
横をじーっとむけたままとか、顎を上に突き出すような状況で90秒じっとしているなどの操作です。
ですが喉の奥に違和感を強くもたれている方や首部の気管や血管が事前に強く閉ざされ気味である方には負担がそれでも感じられます。
割合としては、アバウトでいいますと50名に1名前後。
そのような方の場合は、私のやり方に限っていえば、仙腸関節をリリースを先行させないで頸部にカウンターストレインをおこなっておれば、その違和感はもっときついものになるだろうと予想いたします。

そんなところから考えてみても、仙腸関節のリリースを先行させるとよいのではないか、と思います。

ただカイロプラクターの方でノッカーという機具を使い頚椎部分を調整する方法があります。
非常にソフトなノック式のボールペンをカチッと跳ね返らせるようなバネ弾性力のみで刺激をします。
その微妙な刺激の場合は施術結果はどうなるのでしょう。
以前から気になってはいるのですが、調べる手だてがなくって。
ちなみに体に対する刺激は弱ければ弱いほど深部まで響かせることもできます。
皮膚に強刺激を跳ね返す反射が起こらないので、すぅ〜っと力が奥へと伝わるのです。