肩こりはひつこい

肩こりは嫌なものですよね。

首が硬くなることで起こる上部僧坊筋がかたくなって起こるときもあります。
また胃が悪くなったり内臓の悪化により起こる投射痛のときも。
だからたかが肩こりと侮ってはなりません。

以下は内臓の投射痛以外の肩こりについてのお話です。

しかし肩が凝ったからといってそのこりがある部分を必死に揉んでも、そのこりは一時は和らいだように感じても、
小一時間経つかどうかでまたすぐに肩が凝ってくるものです。
そのようなときは、肩を揉みすぎてしまうとかえってこりの部分が内出血を起こします。
揉み返しという状況に陥り、状況が悪化することさえあるのです。

肩がこっていると感じられますが、たいていの場合、その肩の凝りは他の体のこりの部位の影響により発生したときがほとんどです。

体の背面をみてみると、ほとんどの方は、右臀部仙骨上・左腰部・右肩甲骨下と右肩甲骨内側というパターンで硬くなっています。
もしそのようなパターンの固さのジグザグの位置関係が現在ない体の歪みがより複雑化された方でも、その体の深部にはそのパターンの筋硬化エリアが封印されています。

肩こりになる方は、この背面全体の硬さからきているものですから、凝りエリアの肩のこりは末端のようなもの。
肩よりももっと硬化しているのが先ほど上げた仙骨上や左腰部や右肩甲骨周辺という背部痛です。
肩などはその背部痛の一つの症状。

そして肩こりは仙骨に近いエリアが体のコアにあたり、このコアが硬化することで飛び火して起こるという影響がかなり強いものです。
ですので仙腸関節というお尻後ろ側がリリースされると、肩は同時に緩み始めます。肩が緩んだから仙骨周辺が緩んだという逆はないです。

体内での影響の出方の主従関係があるのでしょうね。

でして肩こりは、背中全体の背部痛からくると考えて対処します。
ケアしていく優先順位は腰部が先。
オイルマッサージをおこなうのも効果的ですが、お一人のときは、就寝前にタオル地の30×40cmくらいの袋にあずきをいれ電子レンジで4〜5分温めてから、腰、次に肩甲骨部分と15分前後当てていくといいでしょう。

要領よくこりがもとに戻りにくい状態で楽になるはずです。