『機会費用』と『のれんわけ』

■『機会費用』とは。

例えばある会社(A社)がホームページを作りネット販売を企画したとする。
すると次の手段がある。

(1)自社で作るか
(2)ホームページ制作会社に制作依頼をするか

他社で作れば当然、高額の依頼料がかかる。
例えば300万円かかるとしよう。
自社で担当を決めて任につかせ、兼務させれば安上がりだ。
だが担当者が育つまでの「時間」と「費用」を忘れてはならない。
立派に成長できるかどうかも未知数だ。

概算し300万円以上の経費がかかるし時間もかかるとすれば、
A社はネット販売サイトがほしいだけだから他社のホームページ制作会社に依頼した方が賢明だ。
差し当たってその方が、立ち上げが短時間でスムース。
有能な経営者は時間を稼ぐことの重要性を考えるから、
なおさら自社でノウハウを育てていくか他社のノウハウを買うかの意識が高い。

■数日前に匿名でボディワイズへメールをいただいた。

手技医療系専門学校等に入りたいが入学金が高額でそれがネックとおっしゃられていた。

その気持ちはよく分かる。
確かに金銭の感覚は人それぞれだが高額だ。
国家資格として認められた鍼灸・指圧専門学校等は数百万かかる。(各学校による)
国家認定以外の民間資格を手に入れるにもかなりの費用と期間がかかる。

するとここで『機会費用』の判断が必要になる。
(1)独学で学習メニューを手さぐりし学んでいくか
(2)すでにある学習プログラムとノウハウを得るか

やはりここは後者に分が有るだろう。
そしてしっかりとした教育機関を選択すれば、『のれんわけ』のように、
その教育機関卒業とプロフィールに書くことができる。
そしてその「のれん」は、施術院などを選択するお客様にとっては、
とてもインパクトの強い判断材料であり安心材料になる。

その職で生計を立てるならば、長い目で見ればこの『のれんわけ』は、
大きな価値がある。

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理性的に考えれば、そうするといいのでは?
と思います。

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