スイスのローザンヌ・バレエコンクールは、
進行や会場の整備の方、審査員など多くの方がボランティアだそうです。
それを知り文化的な背景を感じました。
バレエと言うものを高く評価していく思いがある方が多い街なのでしょう。
そして審査員は高いギャランティをもらえそうな面々なのに、
ボランティアだったということも。
もともとローザンヌ・バレエコンクールは、
東洋人に人気のあるバレエコンクール。
イギリス人などは、バレエコンクールに出場するよりも、
直接ローヤルバレエ団の方へ入団試験を受けることが普通です。
ロシアだったらワガノワなど。
バレエコンクールで入賞したものは、スカラシップや生活費を与えられ、
各バレエ学校への入校が許されます。
熊川哲哉もローザンヌを経てプロのプリンシパルまで上り詰めました。
それを考えればバレエ界の大きな登竜門であるともいえましょう。
韓国の女性はすごいな〜とか思いつつも、
去年のほうが内容が全体的に濃かったようなきがするとか、
ぶつぶついいながらみてました。
そのようなおり母が一言、あの人はいい、
といったダンサーがいました。
僕の目からみても確かにいいと思います。
関節の微妙な動きをも表現できるだけの、
繊細さを感じました。
いくつかの評価するためのポイントを知っている僕には、
どこがどううごかせているし、
音楽とのタイミングが、など解説めいたことをいえますが、
母はそれを超越したところで「いい」と判断したようです。
そのいいと評価した方はスカラシップをもらえました。
審査員にも、いい、と眼に映ったのでしょう。
すこしだけ「ただものではない」、と思いました。^^1