パターン化した動きは執着心の固まり?

パターン化した動きとは、無意識にとってしまう動き方のパターンのこと。

一般的には自動車を運転し慣れて勝手に手足が動くがごとく、
コントロールできるようになったとき。

または職人レベルの話では。
幾度も繰り返し練習をして、職人さんは動きを身につけていきます。
その身につけられた動きは、職人芸レベル。
寸分違わないことが常に再現できるまでの緻密さと、
器用さを兼ね備えてできるもの。
すばらしい役に立つ技術です。

ですがパターン化した動きにはまってしまっていると、
そのパターンの外に出られなくなるときがあります。
そのパターンの中で考えすぎるとそれしか見えなくなり、
それに固執しようと言う執着心が芽生えます。

ほんとうはそのパターンを上回るよりすばらしいものが、
まだ知らないだけでたくさんある(はずな)のにそちらには目が届かなくなります。
その固執した執着心によって、
日常の動き方は作用されることがほとんどです。
それが体の癖を作り、筋膜の癒着をもつくり出すのです。

・あなたはいつも第一歩を同じ側の足を前にのばしていませんか?
・あなたの姿勢には右肩が上がっているなどのパターンはありませんか?
・etc...

体の動きに工夫を求め、
タブーを鵜呑みにせずに創造していくような運動を、
日常レベルで取り入れることは素敵な作用をもたらします。
運動神経を通して、脳には多くの創造力をかきたてます。
なにげない自分の動き方のパターンを発見してみてください。
そしてそれを手放して。

ただ執着心を捨てよ!といわれても、あまりよいアドバイスとは思えません。
執着心を捨てるためには、
より多くのすばらしいものがそれを失っても
もたらされると言う事実を悟るしかないのですから。

体の動かし方でそれを体感してみることは、
とても有意義な体験です。

そしてこの実感は、心理的な執着も乗り越えることができるようになるための、
とてもすばらしいエクササイズになります。
心理的なモデルも、パターン化され(考えなし)反射的に出てきてしまう。
それでは改良の余地がありません。
パターン化された思考に執着することがなくなり、
よりすばらしい心理的な創造が待っていると信じ、
体験できれば感動モノです。

独自にそのようなエクササイズを考えています。
で、一人でやって楽しんでいる今日この頃です。