脳の神経回路は、いつまでも成長できるはず!!

脳科学研究者、日本大学森昭雄教授によると、
テレビゲームをしているとき、
前頭前野と右脳があまり働かないことを発見。
テレビからの視覚的な情報を受けて、
それをコントローラで操作。これがパターン化する。
何も考えずに手だけが動く状態になっている。

右脳はイメージ力、発想力の源。
脳の神経回路は組上がる年齢が早い。
3歳までに70%、10歳までに95%。
つまりこの年齢に至るまでに、
右脳を使うことだ。
イメージをふくらませる読書、
クラシックなどの音楽鑑賞。
その際の脳の働きは、活発に右脳が働いていることが、
脳表面128カ所を読み取るセンサーにより確認されている。

ここまでの話は、
だから子供はテレビゲームは30分まで。
あとは読書や音楽鑑賞をさせると良いというメッセージ。

大人になってからもパソコンでの文章入力やデータ入力など、
パターン化した作業をするとき。
右脳は働きが鈍ると考えられる。
理想では適度に作業の手を休め右脳も働かせるようにすべきだろう。

クリエイティブな仕事をするとき。
パソコンで文字を打つのではなく、手書きで文章を書く。
手書きは脳に働くパターン化した動きにはないすばらしい刺激を与えてくれる。
知り合いの小説家が教えてくれたのだが、
清書はパソコンだが下書きは丁寧に手書きにするようにする。
仕事に創造力を入れるための秘密はこれだよ!とアドバイスしてくれた。

脳の神経回路が10歳までに95%、ほとんど出来上がっている。
学術的に大勢を占めた意見では、
それ以降は出来上がった神経回路のパターンを組み合わせて利用するだけという。

だが創造的な体の使い方はその10歳まででほとんど完了しているから、
もう新たな創造的な体の使い方を模索する必要はないと思いたくはない。

創造的な運動パターンを挑戦し脳の神経回路に刺激を与えれば、
年齢が10歳を越しても神経回路は伸び続けている。
10歳までに培った神経回路に悪しき運用パターンがあれば、
それを書き換えるのは至難の業であり、不断の努力が必要だ。
だが神経回路のパターンを適度に創造力で打ち壊し続ければ、
いつまでも若々しい魅力的な人に見えないだろうか。