昨日を切り捨てて考える

経済学者ドラッカーはいいます。

『企業は、常にイノベーション
昨日を切り捨てて考えること。
さもなければ大企業でもこの先数十年今の隆盛を保つものは少ない。
世の変化に対応しきれなくなれば、
昨日の栄光を食いつぶしていくだけだ。』

といいます。
昨日を切り捨てる、それが身についているひとは変化に対応できる人です。
もちろん昨日の事実を否定することが真意ではありません。
そのようなことはできません。

心理的な側面について、です。
古くなり破棄せねばならないものへの受け止め方です。
新たなものを受け入れるときと、
昨日を手放すことは自分の今までの地盤を揺るがします。
それは十分な知識と用意がない限り不安との戦いです。
ですが変化とは破棄と新生が一体であることを理解すれば、
その戦いに勝てなければ変化は訪れないのです。

たとえば自らが身に着けた体の使い方を、
あっさりと「それは昨日までのもの」と受け止める人。
過去に後悔の念を持たずに、
時流にあった変化に対応できるこころの柔軟性を持っています。
「今までそれに多くの投資をしていたのに・・・」とか、
「それを信じ続けてきたのに・・・」というときも同様。

変化を受け入れる潔さです。
それよりピュアな赤ちゃんのセンスの持ち主の方かもしれませんが。
若いセンスを持った伸びる人です。

成長を受け入れるものは、
過去を基準にしてものごとを受け止めるのではなく、
多くの時間をすごす『今と未来』に目が向いています。

これは体の変化を受け入れるときとライフスタイルを見直すときに、
こころがけるポイントだと思います。