ナワバリ意識を超えて

まずはサイト紹介。
患者が病院を推薦する総合サイトです。

ARA!患者推薦病院NAVI
http://www.mscn.net/ara/ara_index.htm

患者からの推薦文が紹介されています。
その文章を読んでいくと、
ほっと一息できます。
掲載文はすべて、
病院に対しての評価と感謝の気持ちがこもった内容です。
「先生が正面を向いて丁寧に説明してくれて任せられた」
「看護師さんも、とても感じの良い人達ばかりでした」
など。

もし自分が気になる病気になったとしたら、
こちらの書き込みをまっさきに見るでしょう。

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2ちゃんねるなどでは、
病院関係のサイトも、
民間医療のサイトもそうとうのバッシング。
建設的な意見をだして情報交換を求めている人がいても、
お構いなしで自分の主張したいことのみが投げだされます。

特に同業者間でのバッシングは目に余ります。

人間は、互いに自分の『ナワバリ』を持ちます。
それは自分の獲物を確保するために、
自分の支配地を必要とした経緯から、
遺伝子レベルで刷り込まれたものなのでしょう。
その『ナワバリ』に、部外者が近づいてきたり、
利益を持ち去ったり搾取しすれば争いが起こります。

「生活がかかっている」という根深いもの。
即座に攻撃姿勢に入ります。
無意識にアドレナリンがでて興奮状態に。
条件反射的な問題です。

そのナワバリ意識から生まれるものをとるか、
そしてナワバリ意識を超越したところから生まれるものをとるか。

そこに大きな違いが生まれます。
最終的には『お客様に満足していただきたい』
そこがベースにあり、その上でそれをかなえるためのベストの行動は?
と問いかけ実行したものが勝ち組になるような気がします。

個人のナワバリを超え、
現状を澄み切った目で見る魅力的なリーダー。
そのような器の大きな人、出てきて欲しいです。

第二次世界大戦直前まで、
軍部と戦争回避側との激しい激論がありました。
父母の実家には、戦死した親族の遺影があります。

独断専行型のリーダーや意見は危険です。

開戦前、他の機知に富んだ選択肢もあったはず。
両者の連携がはかられて、組織を編成・機能させる。
そこに活路を見出すことは、知略に満ちたすごさを感じます。

幕末の、無血開城をした立役者たちのような、
人望と行動力のある人の登場を切望します。