マスキュレイトマッサージって?---(1)

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今日:ソロモンの王宮(東京TV)
メークアップアーティスト田中宥久子登場

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という番組を見ました。

長年のメークアップアーティストの才能と独自の化粧品理論に基づき、
化粧品会社SUQQUhttp://www.suqqu.com/index.html)を設立。

その化粧品のコンセプトは、
うなづける内容です。
今までファンデーションは微粒子に偏り、
それが地肌のくぼみへ入り込み肌の汚れを作り出す。
ではその粒子を100倍の大きさにする、
という大胆な発想で新たなファンデーションを作り上げ好評を博しています。

後発の化粧品メーカーでは珍しい急成長を遂げている、
とテレビの中でドキュメントされていました。
事実、多くの雑誌メディアでも取り上げられ、
田中宥久子」と検索すれば多くのページが
彼女の特集を組んでいることが分かります。

やりてなかただなぁ、と感心しました。
経営者の才能と行動力があります。

テレビでフェイスマッサージが実演。
「今までは顔をなでるようにマッサージしていたが、
それではだめ。
もっと力強く!」
とのこと。

マッサージの仕方を見ていると、
私も使うディープティシューマッサージ
(DeepTissueMassage=深層部位マッサージ)に近いのです。
そのマッサージの全体を見たわけではないので、
その要所の違いがあると思います。
ですがコンセプトはディープティシューマッサージ。
皮膚に近い浅い筋肉をマッサージで解くのはもちろんのこと、
そのより奥に位置する深部層の筋肉・筋膜を解放するマッサージ。
簡単に言いますと、骨のそばの深さまで筋肉を解くわけです。

田中氏の専門エリアはフェイシャル。
私どもワーカーは顔も含めた全身。
手足や体幹から顔も解きます。
全身ワークの中の一部として、
顔を解くマッサージテクニックがあるという位置づけです。

田中氏がそのテクニックを独自に編み出して使われるのはOKです。
ですがそれを『特許申請』なされたとのこと。

特許が認められた場合、特許権料支払い義務が生じます。
類似した施術をしたら払わないといけなくなるのでしょう。
だがその看板に「マスキュレイトマッサージ」を使わねば、
問題ない、名称権なのでしょうか。

以前より誰かが利用していたテクニックに特許化され、
私物化して権利を主張なさることに抵抗感を持ちます。

多くの人が幸せになるならば、
オープンソースでいいのでは。