ボディワーク屋さんのボディチェックの位置づけ-2

そして身体の中にできた隠れた問題点の芽は、
じわじわとかカラダにうまく融合していきます。
あくまでもこの隠れた問題点も自分の体の一部。
それは『異質』ではなくて『同体・一体』です。
だから気づきにくいのです。
そして花が咲く頃、
一気に臨界点を過ぎて症状が出ます。
ときとして社会復帰するまでには、
長い時間と費用、そして精神的・肉体的苦痛がのしかかります。

「小さな芽で摘んでおけば、
発病した後のもろもろのコストがなくなるんですよ」
このように会社経営者などのそろばんをはじかれる方はピンときてくれます。
トータルコスト意識で計算してくれます。

するとどんなに忙しくても定期的にワークを受けてくれるよう
スケジュールを割いてくれる。
そして納得のいく成果を体感したときは、
決まって自分の大切な得意先や、
家族などを紹介していただけます。
自分の体が資本、
健康不良は失脚につながるシビアな会社の副社長(現社長)様は、
文字通り小さな芽を摘んでいく喜びを語ってくれました。

数年前知り合った大腸がんになった知人は、
運動能力は超人的なボディトレーナーです。
ですがその隠れた芽を見つけるスキルは、
残念ながら持っていませんでした。

彼は
「鈴木君ともう少し前に知り合って、
隠れた問題点を解決していくプランを発病する前にわかっていればな・・・」
左大腰筋が直腸に強烈な負担をしいていました。
彼がそのことに気づいたのは症状が出たあと。
私がボディチェックをした後のことでした。

そんなときボディワーク屋さんの詳細なボディチェックを受けること、
その重要性を思い知ります。