『120%そんなことは起こりえない』と信じる

『もし〜したら、〜のような将来的、不利益を被るかもしれない』
そう考えることで危険を事前に予測して対応する。
リスクマネージメントです。


たとえば
『もし脊椎がゆがんだら、将来的に骨粗鬆症になるかもしれない』
とか
『もしこれを買わなければ、自分の健康が保てないかもしれない』
など。
いろいろな言葉が『〜』の部分に挿入できます。


そのときに
『120%そうなるはずはない!!』と考えるか、
『そうなる危険はぬぐえない』と考えるか。


前者はとても楽観的。
後者は慎重派ですね。


私は基本的には後者。
慎重派です。


ですがそれが果たしてよいかどうか、
考察してみる必要があります。


慎重であるがゆえにミスを恐れ出遅れます。
これなどは現代のスピード社会では致命傷。
ですがまだかわいいものです。


100%そうならないといいきることができないから、
胸の内には不安がよぎります。
『もし最悪のことが起こればどうしよう。。。』
理性的であればあるほどこの漠然とした不安にさいなまれます。
ディール・カーネギーは著書『道は開ける』で、<<起こる最悪の事態をまず想像してから取り組め>>、
というようなことをいっておりました。
そうすることにより漠然とした不安に対する恐れが、
明確にどのようなものであるか見極めることで理性が働く。
それにより対応もできるようになるといいます。



だがなかなか話はそううまくはまいりません。
たとえばそのときに恐ろしい営業マンに、
『もしあなた、このまま放っておいたらひどいことになるわよ!』
某スリム・エステの勧誘で裸の状態で長時間胸をえぐることをいわれた。
*1
そのときに
「120%そんなことは起こりえない」
そう自分で信じていれば乗り越えられる。
だが気になるところがあってエステにいっているのだから、
そのときに自信が揺らいでいれば冷静さを保つのも一苦労。


ときとしてその営業マンが告げた言葉がその人の潜在脳に入り、
「将来の予知」として催眠で使うような作用を生み出します。
大変罪なことです。


そしてそれ以上に体がいまとてもつらい状態のとき。
何らかの気になる症状や将来に渡っての不安や危機感を感じているとき。
肉体的、精神的な痛みや苦しみを伴っているときには特にです。
そのときの先生の一言は強力に作用します。
プラスにもそしてマイナスにも。


そのようなとき。
『120%そんなことは起こりえない』
と根拠がなくてもまず信じるようにします。
それにより恐怖心をあおられることを防ぐ。
高い社会の授業料を払わなくてすむのです。


営業攻勢からのバリアを張ります。
自分のペースで冷静に考えるためです。
【精神的ゆとり】という強力なバリアです。
そのバリアを張った上でこのように考えればいいでしょう。


『120%そんなことは起こりえないことは知っているんだよ。
だから安心なんだ。
だが慎重な私だから起こらないことはわかっているが、
一応その備えだけはしておこうかな。
じゃ、いっちょがんばって備えるか!』


するとうまくいくことが多いのです。
その先生や営業マンがどのような意図を持って説明しているかがわかります。
親身なのかどうかがすっとわかるはずです。

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ユダヤのタルムードにある格言を思い出します。
『楽観がもっとも賢い鎧となる』


まさにそのとおりですね。


余談ですが私のサブ運営サイト『ことばの贈り物』HPもよろしく^^1。
(データバインドを利用した名言データベースです:要IE
http://f46.aaa.livedoor.jp/~bodywise/index.html

*1:実話より