触覚メディアでなければわかりにくい。。


ボディワーク用の簡単な動き付きのテキストおよびグラフィックを作った。


ですが自分で見ていてどうも気に入らない。


客観的にそのコンテンツを見てトライしようとしてもはまらない。
知識ソースを切り割りしてポイントを抽出していると思う。
だが見ていて『マルチメディア』という過去の異物に似ている。
そんな気持ちになった。


プレステーションなどのゲーム機は爆発的に売れた。
数万本の売り上げをあげるソフトもある。
だがマルチメディア関連のソフトは数千本売れればよしという。


そのゲームとマルチメディアの違い。
触覚感覚の差があると思う。
勉強をするコンテンツとして、
興味の赴くままに情報をたどれるマルチメディア。
確かにサウンドやムービーが付与されている。
だがジョイスティックを操作して自分の触覚を入れ込むゲーム機とは違う。
自分でコントローラー操作をしてコンピュータに表現できることが楽しい。
ゲームの強みは触覚(体感)をメディアに取り入れたところ。
その楽しさがあるかないかが最大の違いだと思う。


そのような感じのコンテンツが作れれば、
一般の人にも取り入れやすいし受け入れられそうだ。

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ワークでの触覚のトレーニング。


部屋の照明を落とし真っ暗な中でワークをするトレーニングをする。
すると視覚情報がないので頭の中のビジョンを描く視覚力が発揮される。
指先の触覚感覚が飛躍的に強まる。


情報源が指先だけ。
手さぐりで筋肉や関節の状態を把握しなければならない。
その手さぐりをすることで鋭い今までの視覚を超えた情報量が体に伝わる。


手の指からの触覚だけではありません。
私の体の皮膚すべてがその場の空間を把握しようと努めます。
視覚情報があるときにはそれに頼りすぎになります。


【視覚<触覚】で考えて見えてくるものがありますね。



ワークをするときには、
レーニングパンツなりTシャツなどをきてもらう。
そのときにダボダボっとしたものをきておられるお客様もいる。
視覚情報はほとんど役立たない。
エステ屋さんのように筋肉が直接わかるのが理想です。
ですがそれでは気兼ねが出てしまわれるでしょう。


それならば苦肉の策。
どうにかしてこちらで対処しようというわけです。


暗闇の中で手さぐりで体をみるトレーニングで、
服の中の状態を察知することができます。
触覚を活かすことで対応しています。