「脳の中の名医」序


ここ最近こちらの日記に書こうとしては消しを繰り返しているテーマ。


たとえば『脳の中の名医』『脳のアンバランスによる症状の見過ごし』など。
つまり『脳』がキーワード。


いままでボディワイズでは、
筋肉(内臓部含めて)や関節等へのアプローチをおこなってきました。
物理的な作用を計測しながら推し進めることができる。
そこに自分なりの基盤を設けたいと考えておりました。


そしてまだまだ私が目指す目標に至らないでおります。
(前進すると前がもっとよく見え出すものですから。)


ですが先だって内臓に対してのアプローチが、
股関節部分の深部リリースが可能となりできて一区切りが付きました。


忘れもしない5年前からどうやれば内臓部分へのアプローチが、
安全を最大限考慮して効率的にできるか悩みぬいたその結果が出て、
ひとごこち付いた次第です。

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かつて身体の面についてのアプローチを前面に押し出して考えるときに、
心のプログラムの対応も同時進行してできるかといえば懐疑的でした。


二つの山に同時に登るようなものと感じました。
そのようなイメージが浮かび、
身体ひとつに焦点を絞る選択をしました。
身体がつかめればこころ(脳)も地続きだと推測をしています。
ひとつが深められればもうひとつも手に入るもの。
そうならなければひとつのものの深まりが足りない証拠です。


その気持ちがあり、
肉体面・精神面両者を含めて提供しようとしている先生を横目に、
ひたひたと我が道を進んできました。


そして腹部の内臓を解く手技を手に入れた時点で、
「こころ」そしてそれをつかさどる臓器[脳]について
目を向けてみようという気持ちに至りました。

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ただ・・・。
今までのアプローチのイメージから一転して、
なれない部分に踏み入らなければなりません。


NLPやAK(アプライドキネシオロジー=応用筋肉学)の延長ラインで、
先生のご教授をもとに自分なりに噛み砕いていこうと考えていました。


今まではお客様の身体の情報を丁寧に集め、
私の脳内で人体のスケルトン像をイメージする。
どこの筋肉とどの筋肉の相関関係があるか、
この筋肉の癒着した筋の深さはどれくらいか、
どこからリリースしていけばスピーディかつ安全か。
その作業を自分の頭の中でぐるぐると計算して対応するやり方。
丁寧に情報を集め深め関連付けて積み重ねるやり方です。


この噛み砕く作業の様子がずいぶん異なります。


自分の身体で触覚で身体の状態を感じ取ってきた感覚を
いったん白紙にして考えたほうがいい。
そのような入門する手前で、
握りこぶしを固めている状態。


自分なりに「入門できた」と実感できたとき、
ボディワイズのワークご依頼の受付を再開する予定です。


私の頭の中にあるテクニックが手に入れば、
今まで以上に充実したワークの時間をすごせるはず。
その時間をお客様と共有できればという願いでがんばっています。


筋肉の左右のアンバランスを問題視するのと同様に、
脳の働いている部分と働きの悪い部分のバランスも問われます。
まだ思索中で文章化が難しいことにより詳細内容は伏せますが、
目からうろこが剥がれ落ちるような気づきにつながるかと期待。


免疫機構や他重要な制御をつかさどっているのは脳の役割。
その改善により自然治癒力が発揮できる環境が整います。
そして身体のバランス等にも影響が及ぶ可能性もあり。

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また愛知県の先生で私のこの分野でずっと先に進まれている方より
先日お電話をいただきました。


『数ヶ月以内に開業しようと思う』


現在その先生はお勤めなされているのですが、
独立する予定とのこと。
人柄もよく研究熱心な先生ですので、
今後のご活躍が本当に楽しみです。


彼が開業しましたら、
関心がある方はぜひ問い合わせてください。
私のような独自に頭を使ってひねり出そうというものではなく、
師に付き指導を受けておられます。
ボディワイズのホームページに先生のホームページをリンクする予定です。
(現在ホームページ作成中だそうです)


同時に開業予告をお伺いして自分もがんばらねばと、
決意を新たにしました。


また先生いわく、
「遅かれ早かれ次世代ではそちらへの流れが起きるはず。
時期に他のワーカーも取り組むことになるはずだそうです」


私の触覚もその言葉を肯定して受け止めています。