自動車追突事故による『低髄液圧症候群』


先日テレビで『低髄液圧症候群』と診断された
自動車事故にあわれた方が取り上げられていました。


ドライブ中の被害者が信号が赤になり停車。
その後ろから車が突っ込んできたのです。
それにより被害者はむち打ち症と診断。
ですがしばらくすると日常生活も難しいほどの、
痙攣や吐き気などに襲われました。


テレビでは痛ましい数カ月寝たきりになられた方や、
歩行も困難になるという映像が映されていました。


そのため専門医にかかり『低髄液圧症候群』と診断されました。
低髄液圧症候群』は専門知識がなければ見過ごされることが多いそうです。
そして加害者の保険会社にそのことを告げ、
保険金支払いを要求をしました。
ですが保険会社は支払いを拒否。
低髄液圧症候群』と自動車事故との因果関係はないと主張。
それから法廷闘争が始まりました。


これが3年前のこと。


ようやく裁判所により因果関係があると認められました。
ただ被害者が要求する額のはるか低額しか保証されません。
被害者は勝訴に喜ぶ間もなく、
今後の生活が難しい現状に悲嘆しておられました。


多くの保険会社では、
このようなケースでの『低髄液圧症候群』は突っぱねるそうです。
ですが『低髄液圧症候群』認定の法律の前例ができました。
おそらく多少は対応が変わって来るものと思います。


実際に追突時の頭部への衝撃は?


速度40Kmでは衝撃65Kg。
速度60Kmでは衝撃98Kg。
速度80Kmでは衝撃133Kg。

となります。


後ろから不意に追突されると、
身構えることができません。
その衝撃は危険なものです。
容易に頚椎捻挫や脊髄損傷まで。


その危険度を考慮すれば、
保険会社の今までの一律な対応は、
実情を無視した不適切なものといえます。
そのため多くの方が泣き寝入りしていました。


特にウィークポイントを首にかかえる方は、
速度20Km程度の衝撃で重篤な症状として発症します。


個人的に保険会社のこのような対応はどうにかならないものかと思います。
できれば自身が入っている任意自動車保険会社が、
低髄液圧症候群』への保証取り組み姿勢を調べておく必要はあるのではないでしょうか。


最後に、
低髄液圧症候群』について詳細を紹介したページを記します。


低髄液圧症候群脳脊髄液減少症)ファイル
http://members.at.infoseek.co.jp/teizui_file/