心と体のストレスの質の違いを把握しよう


体のストレスと心のストレス。

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肉体的なストレスでは次のようなルートで身体への影響が生じます。


【流れ図】
筋肉の使い過ぎ->血液循環悪化->酸素不足と乳酸蓄積->
痛み異常硬結->身体バランスの崩壊->骨格不正




精神的なストレスではたとえば...


【流れ図】
心へのストレス->呼吸の質の低下->脳の神経の働き一部鈍化->
内臓操作や体温調節その他の自律神経の鈍化->
特に内臓の場合消化・吸収力と排泄力の低下->
血中栄養素の含有量減少(市販野菜栄養価低下にも関係)->
体細胞の形成不良->
症状へ



体調不良に至る道筋が心と体では大きな違いがあるということが一目瞭然でしょう。。。

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●肉体の過労などによるストレスの場合。
本人が筋肉を休めず使い過ぎている自覚がないことが多い。
たいていは無自覚のうちに使い過ぎて体調を崩します。
乳酸の蓄積や血行阻害による神経の麻痺。
神経の麻痺で痛みが感じられなくなる部分がでてくる。
逆に使い過ぎを自覚しているときのほうが改善チャンスがあるといえる。
この改善には筋肉疲労を蓄積しない姿勢や動きを学ぶ必要があります。


●心のストレスの場合。
その悩み事などがおさまるまで
自律神経系の安定性が継続的に阻害されます。
無意識の家に深部筋までも硬く緊張し続ける。
ストレッサーに対応する方法を学ばなければなりません。
そして内臓器官が非常に硬くなり機能が抑制されやすい。
これにより消化吸収がしにくくなり体調を回復しにくい。
内臓を十分に柔らかく緩めることもとても大切。

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そしてこれが急性で起きているか慢性化しているのか?


自身の体の現状がどの状況であるか把握すれば、
どのようなサポートが必要なのかがひもとけてきます。


心と体のストレス比率はたとえば1対1なのか3対1なのか。
アバウトながらもその割合が入り組んでいることもわかるでしょう。


心の面に対応したケアと体の面に対応したケア。
心と体では対応方法が異なる点がありますから、
適したものを選ぶようにするといいでしょう。


食事の改善が功を奏すか呼吸法改善が大切か。
体細胞の改善か骨格を調整すべきか筋肉をリリースすべきか、
その他いくつものプランを検討することができると思います。


その一片にボディワークがあるという位置づけです。