生活をするうえで忙しすぎたり、
単調な日常生活に埋没したり感じる時。
頭の中が複雑に混乱してしまう。
迷いが生じてしまう。
気が急いているとき。
シンプルな選択がしにくいことがあります。
そのようなときに思い出す寓話。
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ラビ(ユダヤ教の聖職者)を訪れた女性が質問をした。
「私は忙しすぎて人生に押しつぶされそう。どうすればいいのか？」
ラビは
『悪いものを捨て、良いものを残しなさい』
彼女は人生の中で何がうまくいき、
何がうまくいっていないか考えた。
喜びをもたらさないものを手放し、
自分を元気づけてくれるものだけを残した。
人生はよりよくなり、心はより安らぎを見いだした。
一年後、また重荷を感じて混乱を感じはじめた。
またラビの元へ。
ラビはいう。
『良いものを手放し、素晴らしいものだけを残しなさい』
またふたたび人生を作り直し、
素晴らしいものだけを残した。
喜びを感じて生き、
自分に力を与えてくれる活動のみに従事するように決めた。
一年後、彼女はまた行き詰まりを感じた。
ラビの元へ。
『家に帰り、これをすぐに実行するのだ。
素晴らしいことを手放し、壮大なものだけを残しなさい』
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彼女の意識はシンプルに整理されていき洗練された。
行き詰まりを感じては成長を繰り返す。
そして大きなカップと育っていく。
泥臭い地道なものです。
その過程を通り、
自分の内側の財産(器)を築きたい。
内側の財産とは、
外見的には見えず触れないものです。
外見的に見えるものはわかりやすく、
羨望の眼で観られることもあります。
ただ内側の財産を十分に持つときに、
外側の財産があるときにバランスがとることができる。
昨日、お客様からそのようなお話をお伺いして
私もそう感じました。
内側の財産を築く前に外見的な財産を得ると、
ときとして破綻をきたしてしまうのだろうと。
逆に内側の財産が整えられていくに従い、
外側の財産もバランスをとって豊かになるのでしょう。
それは単純に多くのものを所有するというのではなく、
自分の持つものに感謝を感じて豊かにつながることから始まるのでしょう。
そういうのもいいなと思いませんか？
