アドレナリンは溜めてから使おう

アドレナリンがでることで体が活性化して頑張れる。
「やるぞ〜」という気持ちになる。
アドレナリンがでて成果が上がる。


こりは確かにあたっています。
でも全体的にはどうでしょう?


本来アドレナリンは、
車が事故を起こして燃え盛る前に脱出するとき
火事場の馬鹿力をだすためのもの。


アドレナリンが出ているときは、
体が大胆に動けたり気持ちが充実する。
その反面体力や気力を消耗するのです。


いつもはアドレナリンは体内で溜めなければなりません。
蓄積されたアドレナリンは、
緊急な局面にだけ排出され自らを助ける。


だが常にアドレナリンが排出されていればどうなるでしょう。


体は疲れ切る。
頑張り過ぎてしまい
『燃えつき症候群』になりかねません。
健康も害されます。


アドレナリンを出さないで溜める時間も必要です。


アドレナリンを体に溜める。
いざというときに頑張れる。

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私は自前の『TODOリスト』を作ります。
それに常に追い立てられているようなもの。
気が休まらないときもあります。

そのようなとき体の中のアドレナリンが消耗されています。
実際に計画をして計画通り動けていなくても、
心が自分に『もっと頑張らないとダメじゃないか』といいます。
暗黙のうちに長時間にわたってアドレナリンが使われている。

結局、
自前の『TODOカード』の3割ができていればいい。
その程度しかできていないのです。

未達成の7割をどう扱うか。

・後回しにする
・人にお願いをする
・やらないことにする

などの対処法があります。


・人にお願いをすれば、
それだけの賃金を支払う必要はありますが、
私がやる以上の成果が期待できれば満足です。


・やらないことにする。
その作業をしても人が喜ぶかどうか疑わしいものもあります。
冷静に検証すれば3割程度の『TODOカード』を捨てます。


・後回しにする。
本当に必要なものだけを後回しにする。
極力人にお願いしたりやらないことにする。


だから『やるぞ〜』を『やらないぞ〜』という、
腰砕けの掛け声をかけてみる。


『やらない』ときアドレナリンを溜めています。
そして集中すべきときに蓄積したアドレナリンを使える。
だからいい仕事ができるのです。


よく考えた上で『やらない選択』をする。
そこに成功の秘密があるように思います。