こころとからだを結びつける。

よくいいますよね。


こころとからだはつながっているって。


どこでどうつながっているのでしょう?


解剖学的なお話しになりますけど、
扁桃体という脳の中の小さな器官。
ここでこころとからだをつなげてます。
扁桃とはアーモンドのこと。
側頭葉の内側に位置する大脳辺縁系の重要な構成要素。


まさにこの小さなアーモンド大の器官が、
こころとからだを結びつける鍵なのです。


視床下部というところにつながっていて、
脳にストックしてある過去の記憶を呼び起こします。
記憶情報だけでは無味乾燥です。
感情を乗せて臨場感をもって思い出します。
扁桃体は『好き・嫌い』『快・不快』をよく覚えている。


例えば...
好きな人に会ったとき。
自分を認めてくれて話も合う。
そして相手をとても尊敬できる。。。
そんなときは自然に心がウキウキしてくる。
身体の筋肉までも緩め血行をよくしたのです。
扁桃体が心地よく感じたときの反応です。


嫌でしかたない人に会ったとき。
また馬鹿にされるのではないだろうかとか
生理的にどうしても受け付けられない。。。
などの感情がふつふつとわいてくる。
自然に心が緊張していく。
身体の筋肉が緊張している。
ファイティングポーズを無意識にとってたりもする。
扁桃体が心地悪く感じたときの反応です。


ただこの場合には、
単純に好きとか嫌いとかという判断に扁桃体が使われていました。


でもここからが大切なのですが、
『アレルギー反応』の発生メカニズムにも、
この扁桃体がからんできているようです。
アレルギーは感情という要素が複雑に絡み合い暴走します。


過去に起きた記憶から感情の快・不快が造り出されて、
特に不快の記憶には敏感です。
ほんのわずかなアレルゲンでも、
過去の記憶からくる感情による増幅作用で
大きなアレルギーが引き起こされてしまう。


ということは、
この扁桃体との付き合い方を改善すれば、
こころの緊張から来る免疫力の行き過ぎもコントロールできる。
それはひいてはからだへでてくる免疫力過剰反応が収まりだし、
アレルギーが収まりだすことを意味します。

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・・・というこうは以前いろいろ考えていたことなんですけど、
最近ワークのほうでの肉体労働が忙しくて足が遠のいていました。
ですがもうそろそろこちらの一山が越えられるように頑張らねば。


そう考える今日この頃です。