過去にとらわれること。

スピリチュアル・マーケティング』という本があります。
スピリチュアル系のマーケティング参考書という感じ。^-^;



この本の中の一節で興味深い内容が語られています。


『過去のどこかで傷ついていたり虐げられたりした経験があったり、
何かを中途半端に未解決のままで残していたりすれば、
ずっとそれを引きずっていると考えられるということだ。
今も昔もずっとその出来事にとらわれている。
それはエネルギーの一部がその時点にとどまり続け、
そのときを再現しては、
再体験しているという意味である。


新しい一日に何かに取り組むつもりでいたとしても、
そのための十分なエネルギーが減ってしまうことになる。
そうした昔の出来事にまつわる記憶や意識を捨て去れば、
今現在の望みをかなえるための、
遥かに大きなエネルギーが蓄えられる。
今このときのエネルギーが大きければ大きいほど、
得られるものもその分増えるのである。』



過去に起きた出来事。
そこに意識を集中し続けることで、
誰かを幸せにすることはできない。
過去は既に起きてしまったことだ。
過去の特定の出来事を選択して幾度も思い出す。


このときに使われるエネルギーは膨大だ。
ときには自尊心を失わせ集中力をそいでしまう。
または感情のアレルギー反応を起こしてしまう。
混乱を胸の内で繰り返す。
人はエネルギー装置のようなものです。
混乱がなく何かにとらわれていないときは、
エネルギーを方向づけて活用できる。
だがひとたび混乱して何かにとらわれると、
エネルギーは四方へ分散してしまう。
エネルギーを効率よく使えないとき。
容易に探し求めるものが与えられず、
行き詰まりを感じ始めることだろう。


エネルギーをコントロールしていく。
過去にとらわれず集中しさえすれば、
次第に今の自分が求めるものが見つかる。
そして自分かやりたいことに焦点を合わせることができる。



過去に辛い思いを残してしまうと、
それは現在の自分に影響を及ぼす。
過去にエネルギーが留まりつづけ、
現在にエネルギー不足を起こすからだ。


人間はメンタルな側面から肉体へと影響を及ぼすことも知られている。
精神的な気がかりがあるときには顕著に肉体へと反映します。
その過去のことを思い出した瞬間、筋力が弱化する。
Oリングテストとか筋反射テストの原理と同じです。
筋肉に力がはいらない虚脱状態になります。


過去の思い出を美化して思い出されても、
その結果喪失感があれば筋力の弱化が認められます。


過去との付き合い方がうまくなれば、
精神の安らぎと健やかな肉体をかなえてくれるでしょう。
NLPなどで過去の記憶のリセット術を習得すると便利ですよね。


そういえばどこぞの本で仙人村の齢数百歳の人に、
『なぜ年をとらないのか?』と質問したら、
『過去にとらわれないからだ』と、
言ったような言わなかったような。
確かチベット体操の厚いほうの本でこんなようなこと書いてありましたよね?^-^;


人は過去にとらわれて、
過去にエネルギーを留まらせた分だけ年をとるのかもしれない。


こういうと話が飛躍しすぎているように聞こえますが、
生まれたての赤子のように過去の出来事にとらわれないなら
肩の重さが軽くなるでしょう。


過去に学んだ自分の足を引っ張る教えからくるとらわれが、
ひとつずつ減らしていけばと願います。
その修行を3年も続ければ一体どうなっているのだろう。

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余談ですが、
アレルギー除去テクニックの本を読んでいると、
過去アレルギー反応が起こるとそれを学習して、
極々小さなアレルゲンであってもキツイアレルギーが生じるという。
アレルギーというものも過去にエネルギーが留まることにより
発生している症状なのかもしれない。