自分を差し置いてでも相手に差し出したいときの勇気


私の同年代の友達の心が極まったときのお話。


友達はあるきっかけで男性と知り合い話し合う機会があったそうだ。
男性は大腸癌になり若くして大腸を全摘出した。
数時間話をしたそうだ。


僕の友達がその男性と話をして大きな衝撃を受けた。
幸い友達の身体は健康体だ。
だが自分の目の前の男性はまだ若いのに大腸という自分の身体の一部が喪失している。
その喪失感に共感したとき、
とめどなく涙が流れてきたという。


友達はここ一年、自分の道を模索していた。
この出会いが友達がすべき仕事の方向性を指し示した。
意義深い『Good Job!』が積み重ねられるだけの仕事をしたい。
そのように活躍するご自分のビジョンが脳裏に鮮やかに現れた。
何をしなければならないかを理解したとき
自分を差し置いてでも相手に差し出したい、
そう考えたとき突き進むための勇気が湧く。
恥も外聞もなく進む。
進まない自分が許せなく感じる。


そこまで腹がくくれたのだろう。


ここまで『心』が広がればいい仕事ができる。
友達の仕事の実力を私は以前より認めています。
あとは最後のひと押しを自分でつかんで一歩を踏み出すときだった。
よくぞ粘り強く苦労と苦心を重ねながら今の勇気を手に入れました。


ほんとうによかった。