本の紹介:「心のブレーキ」の外し方

石井 裕之氏の「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜という本を読んで。
といいますか付属CDを聞いてみて。^-^;
(図書館で4ヶ月待ちでした。^^)


「潜在意識の現状維持メカニズム」という言葉がでてきます。


そのメカニズムをわかりやすくパワフルに解説しながら
『人はなぜ夢をかなえるためのモチベーションが途中でなえてしまうのか』
というような説明をしています。


この本のアマゾンのカスタマーレビューでは、
かなりの酷評も書かれています。


でも私にはわかりやすい本でした。


ひとが最初に抱いた夢や目標が次第に薄れたり、
現状打開しようと思ってもなかなかうまくいかない、
そのような理由付けを潜在意識の現状維持を続ける習性によるものだ、
というのはちょっとすっきりしたメカニズムの説明でいいと思います。


「潜在意識の現状維持メカニズム」とは
いつもの自分を維持し続けるような、
ホメオスタシスのような機能が潜在意識のなかにもあるという考えです。


私もね〜。
ああしようとか、こうしようとか、いろいろと考えたり目論んだりしますが、
その99%は流れてしまうようです。(はぁ・・・・っ--;)
自分のなかに描いた夢がかなえられればと願う。
願いつつも夢を批評して押しつぶすようなブレーキ。


キィキキィッ〜!!
と音を立ててブレーキをかけながら進みますもので、
それで加速がつかないからいつまでたってもキツイ。


ブレーキは「潜在意識の現状維持メカニズム」により生じているというのですね。



また「潜在意識の現状維持メカニズム」の考えは
なぜ体の姿勢維持や歩き方などのパターンが改善できないかの説明にもなる。
なぜ改善するモチベーションがあっても途中でブレーキを踏み、
また以前の体の使い方に戻っていってしまうのか?
がんばっているつもりなのにうまくいかない。


そのような悩みがあるときに
「潜在意識の現状維持メカニズム」の仕組みを思い出すといいでしょう。
最初の変わろうとした瞬間が一番重いペダルを押して自転車をこぐときで、
そのまま自転車を何度かこいでいくと次第に加速がついて力もいらなくなる。



そうなることを楽しみにイメージをしながらがんばれればいいですよね。