脊椎解放のアイデアの出所のひとつ

頭蓋療法と身体呼吸
頭蓋療法と身体呼吸』という本がある。


こちらはオステオパシー関係の書籍で専門書です。


この本の中のp49に『(2)脊柱の身体呼吸運動誘導テクニック』という項目がある。
各脊椎の分節に沿って身体呼吸を順次追っていく。
身体呼吸運動の障害のある脊椎レベルでは、
棘突起のすぐ外側に異常な緊張を触診できる。
胸椎では胸肋関節部の緊張も見られる。


のように書かれているんですよね。


私が胸椎や腰椎、仙椎を現在のやり方でリリースするときの参考にした部分だ。


ただこの書籍中のやり方で私が行っても自分が望むほどは解けなかった。
私が求めるほど奥まではリリースが起きなかったのです。
だから自分なりに他のアイデアを組み合わせアレンジを加えて作りました。



ちなみにこの脊椎をリリースする方法は
ミリ単位のゆがみや動き方向のミスなどを感知していく必要があるのです。


その感知する土台として、
どのような脊椎状態や仙骨仙腸関節、胸椎と肋骨、肋骨と胸骨、肋骨と鎖骨と肩甲骨の関係、頚椎と頭蓋骨との関係などのようすがどのような状態が理想であるかを日ごろから分析していく。
その理想イメージと理解度により当該部分のゆがみの状態や動きの誤作動などをどう判断するか決まるわけです。



実はワーカーごとにその判断の様子はずいぶん変わります。



そういうと不思議に思われるかもしれませんが、
複雑にかかわる脊柱を取り巻く部分の機能理解判断力により
変わるんすね。
そんな違いをみていると興味深くもあり勉強になります。