最近は休みが少なくなって、
神社仏閣巡りに出かけることが少なくなりました。
そのような状況ですが
昨日は『川崎大師(http://www.kawasakidaishi.com/)』にでかけました。
^−^)
薬師殿で『薬師如来御影札』を授けていただきまして。
薬師殿は平成20年(2008)11月1日に開設でまだ新しく、
美しいたたずまいでした。
病苦を癒すという現世利益的な願いをきいてくれる密教との関係も深い薬師如来。
施術をさせていただく職業柄、気になります。
ただし施術者としての立場は、
私どもができる範囲内ですが、
体調を壊す理由を追求することが大切だと思います。
たとえば腰痛になるのも複雑な因果律が絡んでくるでしょう。
体のねじれや骨盤のゆがみ、腰部の当該部分の炎症などの『原因』があって、
不快な痛みや張りという『結果』を感じるわけです。
原因があって結果的に生じた痛みを、
不快感をぬぐい去ることを真っ先にみて抑えこむのに終始するのはよくない。
緊急性を感じられるときはそうもいってられませんが、
慢性化した状態では原因を追求せずに結果的に生じた不快感を癒しても
いずれ再発することが多くあるようです。
不快感を生み出す設定のスイッチがあるとするなら、
そうとは気づかずに押していることが問題ですよね。
体調不良にいたるまでの過程があり、
そこの時間軸上の要所にスイッチがありました。
そのスイッチをおさないようにしたほうがいい。
そう考えて追求し対策が立てたほうがリアリティがあるように思えます。
私には、健康なときからそのようなことを意識して、
危険なスイッチをおさないようにお勧めしてくれる理知を授けてくれるのが
薬師如来のような気がします。
薬師如来は左手にお薬を持っております。
きっと病気になったときには、
優しく深い慈愛で共感してくれてそっとその薬をさし出してくれる。
ですがそちらを期待ばかりしていてはなりませんからね。
私ども現代の施術者が学べるすべての知的資産をフルに活用して、
それでも対処できないところを助けていただけるように願ってやみません。