中足靭帯の理想化が大事

今日、お客様より鵜飼が船上で履くというかかと側がない草履をいただきました。
Y様、ありがとうございました。


和風な雰囲気の漂う素敵な草履。


草履を履く習慣がないのですが、
鼻緒に足指を通すと痛気持ちいい。^-^)


本日はそのお客様に足裏の中足靭帯のアーチを造るようにしましょうという
アドバイスをさせていただきました。
中足靭帯が萎えていると、
足の指に負荷がかかり前傾姿勢になる。
それにより太ももの前側にこんもりした筋肉が付きだすものです。
そしてハムストリングの筋肉がしなやかには入りにくくなります。


また中足靭帯のアーチが造られねば足部の骨格構造が崩壊している。


そのような場合にはべたついた足裏は地面から離れづらくもたつく。
それでは体の重心移動をしておこなう機敏な動きもできない。
姿勢維持に重要な傾斜したら反射でそれを帳消しにする
アキレス腱の腱反射のようなものが働いてくれない。
中心軸を見つけてそこに自動的に戻るような力が疎くなるため、
傾斜したら傾斜を支えて倒れなくしようとしてしまうものです。


要は足の指の方から見て観察できるアーチが大切だということ。


足裏という地面との直接的に接する部分から立つための反力を得ているのです。
その反力により立ち上がれるわけですから、
そのような接点を大切に扱うようにします。


秀でたスポーツ選手やダンサーや武術家でも技芸をなさる方でも、
足部の骨格が構造的に立体化していることが必須のことですから。


体の体軸感覚がついてきましたような方々には、
このような点にも注意を払っていただきたい。


ときどきこの部位が改善して理想化したときに、
自分でもびっくりするほど足腰が軽くなり、
機敏な動きがスムースにできるようになる。


足の骨と足裏のアキレス腱などの腱や靭帯が効いてきての成果です。



草履の鼻緒には少なからず中足靭帯を鍛えるような効果があります。
このような草履を履いておりましたらいい感じになりそうですよね。


それを期待して自宅で履かせていただきます。
そして自己観察をしてみようと考えています。