ホームページづくりをしている最中に、
様々な先生方のホームページを参照しています。
ビジネスをするときに必要なことは、どんなこと?
それはお客様あってのことですから、
お客様がなにを得られればしあわせな気持ちになれるか。
その追求をしていく。
それが一番の共感を生み出す空間を生み出します。
『 エンプティ・チェア 』<空(から)の椅子>
心理学を学ばれている方には、
耳にしている方もおられるでしょう。
椅子を数個必要に応じて用意していきます。
誰も座っていない椅子。
空想で誰かをこれからその椅子に座らせる。
そのための椅子です。
たとえばの例をあげましょう。
【 状況設定 】
『私:自由が丘にいたとき、
ちょっと時間が空いた。
時間つぶしに、洋服屋さんに入ってみようか。
自分に合うものがあるかもしれないし、なかったとしてもそれなりに刺激的。
2階のインポートブランドのお気に入りの商品を揃えているショップを発見!
それじゃ、とりあえず見てみましょうか!
入店すると、お客は誰も居ない。
お店には愛想の良さそうな気さくに声をかけてくれる女性店員。
「どうぞ、そちらのスカーフを手にとってみてください。その材質は、コットン100%で・・・」
と延々説明してくれるけど、
私はその隣の帽子がきになるんだけど。。。』
といった様子を思い描いてくださいませ。
ここから、エンプティ・チェア。
まず、2つ椅子を用意してもらいます。
ひとつの椅子は自分が座り、その椅子に座っているときは自分の視点、立場で感情を伴う言葉を語る。
その言葉とは『こころの中で感じ取る本音』。
実際、声に出して相手に伝えるものではない。
だが、そのような声に出さない思考により、
人は行動するものだ。
だから、その声に出さない演技なしの声を、
ナマの声を口に出すと新鮮さに驚くだろう。
自分が考えている水面下の表現を掘り起こすことで、
そこにある信念が自分にどのように作用しているか、
それがハンドリングできる形で表出していくのです。
水面下に潜ると、
そこにはいくつもの意識が複雑に混ざり合う。
ごちゃごちゃに文字やイメージが描かれた整理されていない私のノートを他人が観るかのよう。
ぜったいに、わけわかりませんから。 ^-^;
だがそのノートのなかにかかれているひとつの言葉やイメージを取り出して説明すれば、
「あぁ〜、なるほど。ようやく、あなたのノートの構成がわかって全体が把握出来ました」
となるのです。
だからごちゃごちゃっとした無意識にわき起こる思いや考えや感情を、
ひとつのコアになりそうなものをピックアップすると、
不思議とその水面下に描かれた状況が鮮明に理解しやすいようアクセスできてくる。
そうやって、まずは自分が店員に、なにを感じるか。
たとえば、
「どうして、私が興味が無いスカーフばかり押してくるのよ〜。いやになる!」
「私はちょっとお店に入って、どんな商品があるか手にとってみかかっただけで、よほど欲しいものがなければ買う気がないんですよ。だから、ほっといてよー。」
そのような言葉を口にだして言ってみます。
実際にお店の方にそのようなことを、言えはしませんよね。
でも、この際だから、自分がどう胸の内がざわついているのか感じつつ、
言葉でそれを表現してみましょう。
言い切ってみると、スッキリする。
心のなかでわだかまりとして渦巻いた感情を表現できないと、
その行く先を失った感情のエネルギーは、過去のトラウマに。
もうひとつの椅子は店員用。
そこに私が座ったときは、店員の立場で、視点でお客様をみている設定です。
では、こんどはこちらの椅子に腰掛けます。
そして店員の立場だったらどのような立場だろうか?
「セールストークを炸裂させて売上を確保させたい。」
「私はこのスカーフが大好きで仕入れてきたときに、みんなに使ってほしいと思ったんだから。」
など空想して、
言葉としてそれを口に出し語ってみる。
すると「店員はお客様の感情を察知できていなかった」とわかりますよね。
だから、お客様は「いいお店ですね。また今度、時間を見つけて来てみます」と、
店員に気を使った言葉を残して、もう二度とその店には顔を出さない。
すると店員は、お客様がまた来るといったのに、一向に来てくれないお客様をどう感じるか?
言葉にすれば、
「何人も同じようなことをいうけど、お客様って、ほんとうにいい加減だから。やになるわ」
と感じているとすれば、
これを言葉にした時点で、
これじゃあ、お客様の気持を察知した接客をしているのだと気づいてないんだなとわかる。
その店員も、休日に街に買い物に出ればお客様になるわけです。
だからお客様の気持も分かりそうなものの、
店員役をしているときには、
不思議とお客様視点がない。
すると『迷い』が生まれます。
立場という垣根を乗り越え、
客観視できる眼がもてるか。
だから、自分の接客をお客様がどう感じるのか。
それがわかれば何をすればいいのかわかります。
すると『ひらめき』が生まれます。
結果は売上に正比例するかもしれません。
自分の立場を乗り越える察知力をエンプティ・チェアで。
そうやってしっかり共感していくことができれば、
人は貴重な気づきをえて行動を変えることもできる。
それをカウンセリングやコーチングの現場で、
臨場感を持って使われています。
たとえば。
最近見つけた、お気に入りのアクティブな臨場系コーチング風景。
デモセッション(まーしー)【宮越大樹 コーチング動画】
施術をする先生も、自分の体がしんどくなってきたら、
顔見知りの先生に見ていただくこともあります。
研修目的で、著名な先生に施術をしていただく。
そのようなときはお客様の立場になります。
初めての先生のところに行くときの不安と期待の入り交じる気持。
長いこと施術をする側にいると気が回らなくなります。
インポートブランドショップの店員と変わりません。
昔良くおられたタイプの施術家には、
優しい先生という雰囲気のものではなく、
ちょっとお客様が不安を語れば帰れ!とかいう人も。
長年の偏頭痛がきつく体がつらくてつらくて、
遠方の人気のある施術院へ出かけたときの質問では
お客様:「先生、私はどれくらいで治りますかね・・・」
施術者:「私はね、占い師じゃないからわかるわけない。任せてくれればいいんだ。」
つまり「黙っていろ」といわんばかり。
そんなぐさっとくる返答がきたりします。
それは立場の高低を自分の胸の内で創り、
要領よく自分のペースに巻き込みたいと。
自分に対しての見方の発想がどうだろう。
お客様になった立場で自分がこの言葉を聞いたと考えた瞬間に、
自己反省が始まるかもしれません。
「なんだ、こんなことをいわれたらかなわないな。」
「お客様の不安や期待の言葉を受け取って、返していなかった。」
「お客さんと私が協力して良い施術成果が得たほうがいいはず。」
「施術者だけが力があって治してあげるなんて、ひとりきりの空回りだろう。」
「もっといい先生にもなれたはずなのに、もったいないことをしてきたな。」
お客様の立場と自分の立場を鳥の目で観察し、
発展した状態へとフォーカスを強調する。
そうやって自分が素直に気づけば、
本質的な行動パターンが自然に変化していくものです。
そしてそこまでやっていくと、
「お客様が自分が治るかどうかと尋ねると、
脳裏に師匠だった先生に「お前になおせるのか?」といわれた言葉を思い出す。
そのことばを聞くたびにお目付け役にかなうだけの仕事ができなくて緊張した。」
といった過去の思い出が蘇ってきたり、
「お客様とのこのやりとりをするとお客様が引きつった顔をして睨まれたことがあるから、、、。
あまり聞きたくないフレーズだ。
ついつい、こちらは先手を打って感情的になっていたようだ 」
(おいおい、先生側の問題じゃないのといわれそうですが、こういうことって多いようです)
インターネット上の各種コーチング映像から勉強中です。
なかなか目から鱗が落ちる感じですし、
本で読むよりも映像からがよいですね。
チームフローYouTubeチャンネル ( http://www.youtube.com/user/teamflowlive?feature=watch )
を、できるだけ量を見ようとしています。
このジャンルは、
本からは私には無理がある。
最後に余談ですが、
治療院集客は治療院専門のインターネット集客で実績NO1のクドケンに
http://kudokenn.com/
というサイトのバナー広告が、しょっちゅうでてきます。
私が、グーグルを使うとき施術院関係の先生だと分析されているのでしょう。
だから私どもと同じような同業の先生方もご覧になられていることでしょう。
ネット上でのお客様獲得に関心のある先生方が対象ですね。
サイトをクリックしてみると、なかなか好況なのか。
施術院をもり立てるコンサルタントを雇い入れ、
アドバイスを頂くことはいいことだと思います。
経営が安定して優秀な人材が流れてくるのです。
お客様にとり有能な施術をする人材が多くなる方がプラスです。
今のところ私はネットの管理や作成は、コンサルなしに、
自分でやっていこうと考えていますが。
要領よく投資をなさる先生も多くなることでしょう。
実に色々なやり方で、
お客様とのご縁を結ぶためにがんばっているのですね。
自分事なのですが、
お客様とのご縁を結び、深めお付き合いしていただけるようになるために、
どのような要素があるのか。
複数をバランスよくみていかないとならないのでしょう。