個性の強い施術者って、いますよね。どう、付きあおうか?

ユーチューブでたまたま見つけたのですが、
おおきく振りかぶって』という野球アニメがあります。
友情を育み成長するチームのほのぼのとしたストーリー。
ちょっと癒やされたいと思ったら見て楽しんでください。^-^



主人公の三橋君。


挙動不審の言動、そしてピッチャーとしてマウンドに立つことに必死に努力を積み重ねる。
私が勝手な判断をさせていただいたら、
三橋くんは、私が以前本で読んだ「アスペルガー症候群」の傾向があるのかもしれない。


アスペルガー症候群というと、
なんらかの症状を患っている人という印象を受けてしまいます。
ですが、基本的には私の考えでは『個性のひとつ』とか、
それも、『才能のひとつ』と認識しています。
そう思えるほどの才能を開花させれば衝撃的かつ強烈な潜在的な力を秘めているからです。


だから私は、そのような傾向を持つ人に、
正直、惹かれるところがあるんですよね。
私は、自分から人に話しかけようというきっかけを作れないタイプですが
どうも、その魅力や面白さに負けてこちらから近づいていってしまいます。
そうしてよかった、、、と思えます。


付き合ううちには、少しは戸惑うことがあります。
ですが共にいて学べるところも、それ以上に多い。


でも、そういえばあまりアスペルガー症候群なり、
他の軽度発達障害学習障害などいくつかを私は専門的に類別できていな混乱した状態。


三橋くんは「本当に『アスペルガー症候群』なのかな?」と疑問符がついた。。。


そこからアスペルガー症候群関係の本を4〜5冊ほど図書館から借りてきて読んでみた。


たとえば「アスペルガー症候群だっていいじゃない (ヒューマンケアブックス)」などは、
読んでいてふむふむとうなずきつつ、目からウロコが落ちるところもありました。
医師が書いた医師目線の本ではなくて、読んでいて前向きになりそうなものです。


数冊読んでいくと、「やっぱり三橋くんはアスペルガーっぽい?」
そんな気がしてきた。


三橋くんは野球部チームのメンバーが理解者として彼を支え、
受け入れられた共同体の中で自己表現が積極的になってくる。
心がくじけたところから脱し社交性や社会性が成熟していく。


人が成長するときには、自分を理解し受け止めてくれる人との交流が大事なんですね。。。


それは次のような自分の内側の芽の目覚めのようです。
人を信じられるようになって、人に貢献して行きたくなった末に、自分を信じられる。
そんなことを、痛快に感じ取れるのが『おおきく振りかぶって』というアニメでした。




話の視点を、「施術」へとスライドさせていただきます。



意外に私の回りにいる施術者で、
この先生はすばらしい技術を持っていそうだなという人ほど、
アスペルガー症候群っぽい人」もいるような気がしました。 ^-^


独自の世界観を大切にする天才肌。


コミュニケーション能力が高くて、
お客様の立場にポジションチェンジをして考える力があれば、
お客様に共感した言葉や態度で接することができます。
そうなればさらにお客様と施術者が良好な会話のやり取りへ。


それが理想。


それがあまりにも、そうはならずに、
いささかな言葉の行き違いからでも、
施術者からお客様の施術を断ること。
そのようなケースが少なからずある。


著名な先生で技術力は信頼できるからお客様は通いたかったんだが、
ちょっとした言葉の行き違いだけで、うちの敷居はこんりんざいまたぐなといわれたなら。
天狗になっている先生がいるという、ちょっとむかつくようなことといえるでしょう。


それでも、体がどうしてもつらい。。。、
背に腹は代えられないから、先生の性格には目をつぶってでも通い続けるよう努めるのか。
それとも「失敬な!」といって、そこの門をくぐることを避けるようにするのか。


いずれにせよ究極の選択が迫られたことがある人は、少なからずおられたと聞きます。
最近はお客様目線で見ていかなければ経営が成り立たなくなっていると思う。
だから昔の話かと思っていたのですが、
新たに来たお客様に過去通われた施術院はありますかという質問をさせていただいて、
人間不信になりそうな扱いを施術者から受けたという話をお伺いいたしまして、愕然。


先生側からすると、集客力があるから一人や二人のお客様がいなくても経営上は問題がない。
ますます先生自身の言動に歯止めがかからず、言いたい放題でやりたい放題になってしまう。。。



アスペルガー症候群っぽい人が先生をしているとき。
そんな人は独自の世界観を持ち、
他にはない視点でものをみれている。
その感性が最高にお客様に喜ばれる成果をだす結果を導き出すこともある。


そうなると今までの手技界では常識だと信じ切られたことを塗り替える。
ざっくり既存の常識を疑ったり、そんな常識など学ぶつもりもないから、
独自のやり方を突き詰めていった結果から、
自分の流儀と強みを握りしめて勝負ができるようになるのですね。


そういう個人の力量が羽ばたけるのも、施術家という職人芸です。


要領よく他の施術者からやり方をハックするのも勉強にはなる。
だがそれだけでは厚みがない。
独自の発想が深められるほど、
基礎体力が育たないでしょう。


それがアスペルガーっぽい友人の施術者になると、
内的な知恵の輪を解くような仕事の楽しむのが得意な人もいます。
そういう人は、自然に深く奥の奥までつっついていきたくなって、
独自の力を存分に発揮するまで飛んでいける人ですね。
自分で開発したものほど裏も表も関連事項さえも熟知できているものはない。
そういう知識は意味内容が吟味され尽くしていて、盤石な土台を持ち後々まで発展できる。


そんなところに真骨頂を持つ人もおられるようです。



私自身、あまり多くの同業者を存じ上げませんが、
私が知る少数の同業者にも「良くも悪くも普通じゃない」有能な施術ができる人がいます。
施術をする人は、人の健康という大切なモノを左右させるほどの責任感がある人格者だと、
ついつい思いがちになる人もおられるでしょう。


でも、人格者だと思っていては、ときとしてショックを受けたという人もいるようです。。。
そんなエピソードは、少なくないようです。



アスペルガー症候群だなと色眼鏡をかけて人を観るのはよくないことだと思います。
ですが、、、そうかも知れないと察して、
声のかけ方や声のトーン、
その他の注意点を心得ていくと初めて打ち解けてくれ、
うまく会話ができるようになったという友人もいます。
そうなると私も相手も、居心地がいい付き合いになる。


そのような付き合い方の心得が『おおきく振りかぶって』に、
わかりやすく紹介されていました。
「うん、うん。そうすると、話がスムースに通じるんだよね」
とうれしくなる思いで観ていました。


今日、お話させていただいた内容は、
本当に一部の個性的な先生をしめしたピンポイント情報です。
でもそんな先生と深く付き合うきっかけがあると、
施術の実力もしっかりしている研究家ですし純粋。
あなたにとって、親身になってサポートしてくれるいい関係が作れることもあります。


施術を受ける側もする側も、
人間的な信頼関係が生じて互いに尊重し紳士淑女として付き合えるからこそうまくいきます。


ただ、ちょっとだけ、私を含めて個性的なところがベースにある先生と知り合われたときは、
少し心の余裕がありましたら、お客様から施術者の能力を引き出してあげてください。 


ボディワイズでは、お客様が私の能力を大きく引き出してくれてますから。
それで、やっていけている次第です。
感謝してます! ^-^