施術者との関係性:「パートナーシップ」と「代理業」の違いとは?



先日、同業者の施術院のお店におじゃまさせていただいたとき。


「どのようなお客様が、先生にとって、理想でしょうか?」
と質問させていただきました。



すると、先生からの回答は・・・


「そうだなぁ。
やはり自分自身の体について積極的に関わろうとする人のサポートをするのがやりがいを感じますね」
というような意味合いの返答をいただきました。
お客様自身が、自身の体に対してどのようにしていきたいかの目的意識がおありで、
その目的にかなう力添えができたときにやりがいを強く感じられるといいたげです。 ^-^



こちらの先生は、お客様とパートナーシップを結び、
お客様の喜びを増すことを、
自分の喜びと感じられる人なんだなと感じました。



だからこそ、
日頃から一生懸命に勉強して自身が得た成果をお客様に持って行ってもらいたい。



私や他の施術者の多くの方々も。
「身体」とは、神様の最高の贈り物だと考えていて。
所有できる金銭・動産・不動産より欠くべからざるものだから。


そこに関わろうとする緊張感があります。





お客様が施術者を選ぶ際に、施術者との関わりをどのように考えるか。。。


たとえば、
「腰痛が起きたから、ちょっと、ここを揉んでもらったり調整してもらって。
それだけのものでしか施術院の存在価値ってないような気がする」
と考えたとき。


突然のぎっくり腰などで急場をしのがなければならないときには、
私も生活者目線で見ていくと、
このような場合もあるでしょう。



とりあえずは施術者の存在が修理工のような修理の代行業者か代理業者になり、
仕事を丸々投げていただくこともあります。



ただ自身の健康の維持や促進を大事なものだと否定することはないでしょうが、
「先生を信用したから、とにかく、治して」という気持ちがあれば丸投げしているかのよう。


なかなか。。。。。。


この場合には、意外に施術者が様々そのお客様にあったアドバイスをさせていただくも、
あまり実践していただくようなことがないようです。
私が上記で質問をさせていただいた先生も、
そのようにおっしゃっておられました。


ただ、少しでも改善した状態を維持し促進してほしいから、
あきらめることなくお客様がなされば有益なことを
「もし、できましたら〜」と押し付けがましくならないよう気を使いながら、
やはりアドバイスを送り続けるんだようねとおっしゃっておられました。



お客様の気持を
施術者を体が不調となったとき治してといえる修理代理業者ではなく、
お客様の向上的に体を改善し続けるためのピットクルーであり、
同時に強力なあなたがいないと困るよといっていただけるような
パートナーになれるように願っているものです。


お客様が
自身の体をどうしたいのかと向き合いつづけ、
そのようなときに専門的な視野を明るくしてアドバイスができて。
自身の体のいまをどうしたいのか
そしてこれからの自身の体をどのようにしていこうかという青写真を描く手伝いをさせていただきたい。



そのようなときに、
施術者のお客様に有益な知恵を振り絞り、
ともにお客様の身体を愛情を持って育てるモチベーションが高まるのが「人情」ともいえるでしょう。
施術者だって、人の子ですから。 ^-^




もしお客様が、気持よく語りかけることができる施術者にご縁があれば、
目の前にいる施術者を、
今、身体メンテナンスをその場限りでお任せする代理業者と考えているのか。
それとも、自分と施術者が、
ともにお客様の自身の体を今後も良くし続ける工夫を相談し続けて成長し続ける課題をともに取り組むパートナーとして感じているのか。


今の気持ちを、あらためて考えていただければうれしいことが起こりそうですね。


おそらく私が訪れた先生のところなどは、
そのようなパートナーシップを感じられるならば、
リターンがとっても多いと思います。 ^-^


パートナーシップを結んでひとりひとりのお客様のことを真剣に考えていく精神や器も必要。
人間観察の深さが根底になければ成り立ちません。


そうなると効率化してお客様の回転数をあげることで、
施術院側としては利益を多くすることができる計算式もあるので、
そこを手放したくはないのが本音でしょうが同時に「売れたい」という思いよりも「愛されたい」。


愛されたい気持ちも、しっかり全面に感じて大事にしたいというなら、 ^-^
お客様とのリレーションシップを必死に工夫なさるものでしょう。



そんな先生が同業者としていてくれるって、うれしいなと思った次第です。