施術者になってみたいなって考えている方★専門1

最近はすばらしい施術用の書籍が多く発売されていてます。僕もその恩恵にあずかるものの一人です。
以前では独自に見つけなければならなかった身体の法則を書籍から学べます。
また講習会、ビデオ、専門学校なども盛隆しています。
それは大きな研修時間短縮と同時にワークレベルの引き上げに貢献しています。
ですから10年前と比較して比べ物にならない好状況ですから、興味と研究熱心な方にはすばらしい時代が到来したことでしょう。

しかし施術の書籍は、一応のこと出版社の方が編集として間に仲立ちとしてはいられていることが多いのですが、基本的にそのワークテクニックの意味内容を理解しているのはあくまでも著者のみです。編集者があまり多く口出しができないところであります。ですので、その書籍の意味合いなどは施術者の言葉を出来るだけ正確に受け止めて執筆された原稿にあまり大きな加筆や変更を加えることはないようです。そうしますと、施術に関してはプロであっても、その施術内容を伝えるためのプロではないので、なかなか読んでいてわかりにくかったり誤解を招いてしまったりすることが多く存在するようです。そして、施術者の中でも日々成長を遂げておられる積極的な研究者の場合には、施術のテクニックに関しても「昨日言ったこの説明は間違い。本当はこうして!」ということや「こうしたほうがもっといいからこっちに変えてね」というのが日常茶飯事。僕はその様な先生のことを尊敬できます。しかし書籍にはそれらの変更事項などを加筆訂正されるのは次の改訂版が企画されたときです。そのことを理解しながら読み進めることが大切だと思います。
またもともと施術のテクニックは、ダイヤモンドの原石のようなもの。磨いていって輝きを増すもの。真価を発揮していくもの。磨き込まれていくまでには時間と研究心、試行錯誤が必要です。”経験”ですね。そして、ワークテクニックはより様々なテクニックがその時々のクライアントの状況をよりよいものとしていくためのワークテクニックの有機的なつなぎや組み合わせが大切になります。
そしてあるところまでその著者が何をいわんとしているのかの考えているレベルまで達したときに初めて「あっ!そういうことはこのところで語っていたのか!」と声を上げることがしばしばあります。