『腰を入れる』の解釈

昔少年野球をしていたころ、監督にいわれました。
「腰を入れて打て!」

そのときは意味がわからなかった。
一瞬「どちらに入れればいいのでしょうか?」と、真顔で尋ねた。

監督も、しばらくたって自分もその腰を入れるの定義がはっきりしていないのを悟り、
「へっぴり腰はよくない!」という言葉に変わった。
・・・そのほうが伝わってきた。

腰を入れることは大切なことだと今になって感じる。
少しだけその意味合いが理解できてきたような気がするからだ。
僕なりの解釈なのですが、胸椎の10番あたり、ちょうどみぞおちの裏辺りの背骨を立てましょうということかもしれないと。

胸椎10番周辺は身体のなかでも一位を争うほど意識を持っていきにくいところ。
意識してみてください。
お尻の方の仙骨から上がって腰椎5〜1くらいまででしたら、そこに骨らしきものがあるとリアルに描けるでしょ?
なれないと不確実な腰椎のイメージになるかもしれませんが、どうにかここら辺は、腰が痛かったり凝ったりするような不快感を感じやすいエリアでもあり、意識を持っていきやすくできてます。
ですが、みぞおちの内臓を突き抜けて背骨にでた上側、胸椎10番当たり。
ここらへんは横隔膜が付着している付着点でもあり動きが少ない。
そのせいか感じ取りにくいスポット。

この胸椎10番の椎骨ブロックを垂直に近く立てたとき、腰が前側にそりださなくなり、
良質な腹式呼吸をすることができるようになります。
自分でも驚くほど自然におなかがでたり引っ込んだり。
赤ちゃんのおなかと同じ動きを示すのです。
楽にすぅ〜っと空気が入ってくるのを感じます。
気分が爽快になり明るい気持ちになります。

腰痛がある方もその痛みが軽減または消失することもあります。
腰痛原因にもよりますが多くの場合、腰の軽さを覚えるでしょう。
それは腰のそりにより大きく上半身が倒れているのを支えつづけるので、
疲労物質がたまり腰部が炎症を持つという仕組みを断ち切ることになったからです。

そしてこの腰の状態はへっぴり腰ではありません。
きっとこのようにするように!と監督はいいたかったのでしょう。

最近、腰を入れる簡単な方法を見つけました。
腕の関節技の研究中のことです。
自分の身体を使って、苦心の末、開発?

文章では誤解を生じるので
今後身体の使い方のレクチャーのときなどに、お伝えしますね。