体重と血圧の関係

体重を気になさる女性は多いでしょう。

体重を適正に保つことは、
健康面より考えても重要です。

私たちの体は、体重が1Kg増えると体内の血管が10m伸びるそうです。
ですから体重の増加が激しくなるときには、
外形的な変化をみるだけでは不十分です。

5Kg体重が増えることで、50m血管が伸ばされます。
10Kg体重が増えると、100m。・・・。

血管の伸びは、
体重が増加して脂肪が増えたときに起こりやすいようです。
血管自体は体重が増えたからといって
急激に太く長く変化していくものではない。
すると体内へ向かう圧迫が体重が増加することで増加。
そのときに私が小学生だったころ給食の牛乳を飲んだ後にパックを縛るために、
ストローをキュゥーっと引き伸ばしました。
そのような変化が体重増加時の血管にもたらされます。

血管にかかるストレスは強いものになります。
血管が細くなり長くなってしまったことで、
血液が流れにくくなります。

理科の実験で行った、管の断面積が広いほど水の流れる量が大きくなる。
逆に細くなると水が流れにくくなる。
そのときに水の流れる量を管の断面積が広いときと同量にするためには、
水圧を強くかけなければなりません。
つまり適正体重時より、
心臓を酷使して疲れさせていることになります。
また末端まで血液がスムースに流れにくくなってしまいます。

その現象が体内で起これば、高血圧に。
正確に言うと『本態性高血圧』。

ただし体重増加があれば必ず高血圧になるか、
といえば現状はそうともかぎりません。
逆に血液を流すための圧を心臓が強く働かせすぎてしまい、
心臓の心筋が疲労してしまうこともあります。
すると低血圧になることもあるようです。

体重を適正に保つことは養生によい結果を生むようです。
自分の体の中で黙々と働いてくれる、
かわいい血管たちに楽させてあげましょう。