深層筋マッサージ(Deep Tissue Massage)とエステ

先日エステをしている方が、
深層筋マッサージの情報がほしいとメールをいただきました。

深層筋マッサージ(=Deep Tissue Massage)。
浅部層の皮膚に近い筋肉はリリースのみでは、
快適な状態の持続時間が短い。
表層部の筋は短期間で固まる。
深部層の筋は表層部の筋と比較すれば、
ずっと固まりにくい性質を持つ。
それは深層部の筋肉部分に血管が通り、
その部分の筋肉が緩むことで血流が促進される。
浅い層の筋肉部分の血管は
本線と支線でたとえれば、支線。
深部層筋の脇には本線の太い血管。
浅部層筋の横には支線の細い血管。
元栓が本線ですから、
その元栓を開けば自然に支線の浅部層脇の血管に血液は流れ出します。
その逆の支線を勢いづけても元栓を開くのはなかなか難しい。
長い時間と回数をこなさなければならなくなる。

エステティックサロンでも、
Deep Tissue Massageを取り入れることにより、
その血管の元栓を開くワークの効果を取り入れることができる。
ただDeep Tissue Massageは、
マッサージのときの圧のかけ方に特徴があり、
弱くやれば深部層の筋をリリースすることは難しく、
強くやれば毛細血管を破りかねない。
腰からの体重移動で見事に局所圧ではなく、
体重を乗せて圧力をうまく浸透させることができるようトレーニングすること。
あと体への反応が大きい分、
その計算と経験を積む必要があるでしょう。

それらがクリアできさえすれば
僕はエステにDeep Tissue Massageをいれても、
手技自体の相性は悪くないように感じます。
おしゃれさはありませんが強力なマッサージですから、
その効果を体験したならば、
元栓をひねって血液を流す深く持続性のある癒しを体感されるでしょう。
(ワーカーの力量で笑ってしまうほど効果の差はでますけど^^1)

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『からだはうす』(http://www.karada.co.jp/index3.html)という
民間医療の業務用品を扱うショップで
Deep Tissue Massageのビデオを無料で放映中です。
【BodyCushionマクラの使用法ビデオ見る(英語ですが、見れば納得)】
をクリックしてください。
お時間がある方はぜひ観てみましょう!

このマッサージビデオに紹介されているテクニックがベースです。
それをアレンジしてより強力にするのです。
関節手技を入れることで一気に深層筋まで解けます。

ぜひ問い合わせてくれたエステサロンの方、
がんばってほしいと思いました。