深層筋マッサージとの理想的なかかわり方--1

マッサージテクニックはとても多くあります。
それぞれが個性的で特徴を持ちます。

類別するために「〜マッサージ」と名前が付いていても、
その個性や特徴が『差』となって差別化がなされるわけです。
そして『差』こそが主張と価値そのものです。

■Deep Tissue Massageの『差』は?
深層部の筋肉へアプローチして解放するマッサージテクニックです。

深層部の筋肉を解放するメリット。
骨の脇の硬化した筋肉をも柔らかく解放することで、
骨のすぐそばに本線というべき太い血管の圧迫を緩めます。
それにより血液が流れることで癒される自然治癒力を発揮。

自然界の水の循環のように、
清水が上流から下流まで流れ海にたどり着く。
そしてまた蒸発気化して蒸留された水が雨となり山や平野に降り注ぐ。
その循環が阻害されると地球全体の浄化作用はどうなるでしょうか。
人体にはそれと同じ循環型の体液の循環システムが存在します。
体内を流れる血液・リンパ液等の流れ方に深層筋の硬化が関係します。
深層筋の硬化があると太い血管の本線を圧迫するからです。

そしてこの深層筋のしこりは長い年月、
悪い姿勢やストレスなどにより、
年齢とともに体内に蓄積していきます。
地層が層になって積み重なるかのように、
深層筋のしこりは長年かけて蓄積するものです。
[注意:]交通事故のように体を打撲したなどの場合には、
このような層として筋膜の癒着が進むものではありません。
このときは他のテクニックの出番です。

そして筋肉の硬さはプラスチックほどの硬さにもなります。
骨と筋肉との見分けが付かないレベルの筋肉が体内に埋め込まれています。
そこまでの硬さになるものですから、
解放するとき力づくではいけません。
ワーク中にワーカーもそしてお客様も体を壊します。
すごい処理対応が厄介な筋肉が深層筋。
セルフマッサージで硬くなった深層筋を
短期間に解放するのは困難です。