トレーニングメニューによる体型の変化---1

体型をかもし出す決定因子には、
先天的遺伝もありますが、
後天的には筋肉のつき方と姿勢の要因があります。

だから後天的なトレーニングやエクササイズにより、
体型を選ぶことができる幅があるのです。

骨は人それぞれ筋肉ほど大差はない。
だが筋肉の状態は人それぞれ、大きく異なる。
日常生活の姿勢や労働動作、
エクササイズの種類によって強化する筋肉がことなる。
それにより筋肉の肥大箇所が変わってくることにより、
骨格も変化に富んで表現される。
そして体型も変わってくる。

体型は日頃行う運動に最適化し合理的に変化するものだ。

たとえば肥田式強健術をすれば、
丹田部がたくましくなり腰腹部爆発的な力を発揮させる。
体型は布袋様に近づく。
男性も、そして女性も。
中国拳法でも気の爆発的な力を使う場合、
布袋様の体型に近づく。

それに対して太極拳は、
すらりとした老人がよどみなく舞う姿が印象的。
もちろん太極拳でも気を練る。
だが重きを置くものの差異により布袋様体型にはならない。

たまたまネットサーフィンをしていたら、
アレクサンダーテクニークを指導されている方が、
太極拳もその教授に取り込んでいてというページを見つけた。

『座間 晶子の世界』
http://www.alexanderdiscovery.jp/~shokozama/index.htm

「陳式」太極拳なので私が取り組んだことのない流派です。
陳式の大家の写真と楊式の大家の写真との差は、
他の武術と比較すれば少ないようです。
太極拳とアレクサンダーテクニークとの相性がいいのは私も感じていた。
両者の言葉は違うが『同じ意味合い』を伝えようとしている。
いくつものキーワードの重なりを感じた。
お陰でアレクサンダーテクニークの書籍を読んで親しみやすさを感じた。