プラナリアのような自分の体


プラナリア
川底に住む1〜2cmほどの生物です。


プラナリアは体中に幹細胞が分布する。


幹細胞とは、他の細胞の元になる細胞。
自分自身が増える複製能力と、
他の細胞になる能力を備えています。


実験ではこのプラナリアを273分割して、
その小片からまたひとつの固体へ再生。
わずか1cmそこらのものを273分割したというのもすごい話ですが、
再生したのも信じられないですよね。
ミリ単位以下の細胞世界から、
1cm程度のプラナリアに再生する。

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昔の私の話ですが...


たまのおやすみの...日がな一日。


半分起きていて、
半分寝ている意識。
脳波がα波からΘ波


意識はあるが体は動かせない。
だが目は不思議と開けようとすると開く。
おそらく瞑想状態だったのだろう。

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夢の世界をみていた。


自分はプラナリアだ。


273分割されてしまい、
273人の私がいた。


そこに、いる。


するとその目の前の僕は腹辺りから切り取られた。
今考えている僕は頭から切り取られた。
その他の自分もどこからか切り取られた。


みんな私と同じ魂を僕は共有している。


あれ?


俺の魂はどこにあったの?


体の隅々に僕の思考があった。
切断されたときに気づいた。


頭部に魂があって、
手足には思考の存在などは感じていない。
脊髄神経を経由して脳へデータが送られて、
そこから指令が出て従属的に僕の手足を動かす。
そういうものだと感じていた。


だが、違っていた。


手から別れた目の前の自分の片割れ。
そいつにも魂の波動が感じられる。
一卵性双生児以上に以心伝心だ。
岩やこんにゃくなんかと違って、
意志を持って俺と話をしている。


そうか。
わかった。


僕の体にはくまなく魂が宿っている。
体のどの部分も美しいエネルギーが満ちる。


話をすることだってできる!


くまなく満ち足りた魂が、
オーケストレーションを奏でる。
オーケストレーションが美しい。
それが体のどこにも滞りのない、
『健康体』というのに違いない。


その体のビジョンが目に映る。
それをあぁ感動的だなと観ている。
目に焼き付けるように。
僕の感覚が同時にその中に投入される。


そのようなビジョンが脳裏に焼き付いた。


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それからでしょうか?
人体を見るときに以前と少し違って映る。


どこが活性しているか?
どこが協調しているか?
そのバランスが心地よく伝わる。


逆にバランスが統合されず分断されて感じるときもある。
以前はこのバランスが統合されていない不快感が、
先に目立ってしまった。
ボディワーカーという、
体の修理業の側面があります。
すると直感的に故障個所を見つけようとします。


ですが全体が見通せるように感じられると、
活性するすばらしい体の部分がしっかり目に写りだした。
そこをもっと活かせばどうなるだろうという視点が生まれた。


そのような印象が、
どのようにすればいいのか、
ナビゲートしてくれている。
ワークテクニックにも影響が出た。
それが最適な圧の方向性を教えられ、
技の組み合わせをも示唆してくれる。


以前できなかったいくつかの壁が、
容易に乗り越えることもできた。


夢世界での体験が後に残した影響は計り知れない。
夢の世界に感謝であります。^^)

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今回の夢は、
プラナリアについて読んだ本を脳の片隅に記憶していて、
期を得て他のアイデアと結びつけられて出てきたのだろう。


プラナリアの幹細胞実験は、
『個』の魂のありの見方を変えた。
『個』の最小単位の壁を壊してくれた。


幹細胞が少なくて分化できない細胞のすべても、
体の隅々まで魂は行き渡っている。
流れて息づいている。


それが体だ。


そう教えてくれた。

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【余談ですが...】
人体にも幹細胞がたくさんある臓器もある。


代表格が肝臓です。
肝臓の1/2の左葉を切除しても、
2週間できれいに再生します。
肝臓は非常に大きな臓器ですから、
それがわずか2週間で再生するのは驚きです。