大変な一日。(個人的なことですm__m;)

大変な一日。


近しい親戚。
70歳を過ぎた年金をもらう女性のお話です。
紹介者を介し所沢のとあるサロンに連れて行かれた。


補正下着とダイエット食品やボディケア商品を、
法外な値段で購入契約を結んでしまった。


それを私が『どうにか』しなければならなくなった。^^;


ネットで調べると悪質な営業を行なっている会社。
解約はスムースにはできないようだ。
違法すれすれを行いクーリングオフ封じの期日引き延ばし作戦も、
ほぼ完璧に施された契約。
契約は既に成立していた。


商品を目の前に並べてみた。
これで75万円か。。。
契約者の女性の年金が半年以上ふいになる。。。
悪質です。


私の調べではシャンプーやボディソープは、
マックスファクター製でパッケージが詰め替えられただけ。
それが市価の数十倍に値がつりあがる。
他の下着類もそう。


私は学生当時法学部法律学科でして、
バイトは司法書士事務所で補助者をしていた。
商業登記の書式はチト苦手だったんだけど。
民事訴訟法の訴状を書くのはお手の物です。
この訴状は弁護士や司法書士に代理作成してもらわなくてもOKなんです。

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ここから今日一日の係争ごとを時間を追ってみていきます。


■12月22日(13:20)
消費者生活センターに電話。
丁寧にご指導をいただきました。
品川消費者生活センター様に感謝いたします。
本来はクーリングオフ対象外なんですよね。
今回の状況では。
そのことは私も既に了解しております。


■12月22日(17:10)
次の有利に事を運ばせるための準備。


契約してしまった70歳を過ぎている女性は高血圧でした。
高血圧で補正下着などナンセンスですね。
売店には高血圧という症状は契約時伝えていた。
ついでに管理栄養士の友人にダイエット食についてのコメントもいただく。


医師の診断書があったほうが有利に事が運ぶ。
即刻医者にいきました。
医師は「やくざがくるのは怖い」というように本音を漏らしながらも、
一筆高血圧との診断書を書いていただきました。
先生には本当にご迷惑をおかけして恐縮しております。
ありがとうございました。


■12月22日(17:20)
カードローンの会社へ電話。
3年ローンを組んだため、
それを係争中は支払い請求を差し止めさせたい。
ふてくされた感じの大手カードローン会社。
のらりくらりしようとする。


カードローン会社は中立という姿勢。


でも味方についてもらわないとプランが進まない。
契約書の隅をつっつく。


店とカードローンをたらい回しにあうケース突入か?!
と思いきや、


■12月22日(18:10)


売店とカードローン会社間の契約をキャンセルさせることに成功。
無事50万円のカードローンは解除。


借り物競争で目的のものをゲットした気分。^-^)


■12月22日(18:30)


ここで初めて販売店に電話。
この販売店が一番ごねるところだ。


だから<消費者生活センター+医師診断書+カードローン会社のキャンセル>
この三つの有利な条件を事前に揃えてからのほうが楽に話が進む。


70歳をこえる契約者本人が電話をすると、
「契約は成立した」で突っぱねる。
私が代理人として電話に出てお話。


既に販売店が知らないうちにいくつかの手土産があるとしり、
動揺が隠せない様子です。


■12月22日(19:30)
クーリングオフを承諾とのこと。


クーリングオフが利かないはずなのに相手から、
『あなたはクーリングオフが当然できるのです』と一転した申し出。
相手は怒り心頭の声です。^-^;
店まで契約者がおもむきましたため、
訪問販売には該当しない。
クーリングオフが利かないケース。
ですが様々な兼ね合いを考えると、
クーリングオフ規定に準じたほうが先方も処理しやすいから、
自主的に超法規的措置を発動した模様。


食品や化粧品などの開封品は引き取れないそうだ。
クーリングオフの規定ではそのようになっている。
残念だがこれ以上長引かせると
契約者の神経が切れてしまう。
仕方なくここで手を打つ。


即座に返品可能な商品を梱包して着払いで送付。


クーリングオフ書状は月曜日に簡易書留で送付予定。
あと既に収めた金銭を返還されて一段落。

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慌ただしい一日だった。^-^;


帰宅後母が話してくれた。


私の亡くなった父が、
何度も親族が騙されてお金をとられてしまったとき、
間に立って尽力したそうだ。
自分のことを差し置いてでも、
常に親族のことを助けていた。
見返りはなくてもそう続けた。


父はとても正義感が強いが、
気の弱さややさしさがある。
だから本当は怖かったはず。
その父の心境が今とてもよくわかる。


父の思い出話を聞き、
思わず父を思い浮かべ目頭が熱くなった。


私も血は争えないものです。

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今回、一番不思議だったこと。


この会社の商品を購入して、
本当に満足なされている人がいることです。


タンパク質が含まれない1,100Kcalの栄養補助食品だけを、
2〜3カ月食べさせるように指導。
管理栄養士の知人にいわせればナンセンス。
運動強度による摂取カロリー数も無視していた。
健康を度外視している。


だが調べた結果その会社の商品でダイエットできて喜んでいる人もいた。


購入したダイエット食がなくなると半月くらいでリバウンド。
するとそれを買い足さざるをえなくなる。。。
それを繰り返していくのにね。


気づいたときには骨がスカスカになっている。
その理由はダイエット食にタンパク質がはいっていないため。
体がカルシウムを吸収するときはタンパク質が必要なんです。
カルシウム錠剤を摂取しても、
吸収されず骨を弱らせていく。
栄養学を知る人には初歩的な知識です。
でも一般の人にはここは盲点ですよね。


最後に、
契約した女性に言いました。


『お金は大切です。
活きたお金の使い方をすれば、
そのお金は豊かさをもたらします。
死んだお金の使い方をすれば、
そのお金は貧しさをもたらします。


将来それが自分の「資産」になるか「負債」になるか。
それをよく考えて。
それから契約をしましょうね』


というようなことをもうちょっとかみ砕いて説明しました。
きっと解ってくれたでしょう。
そう期待しております。