ヒーリングダンスの本を読んで興味がでてきた

目黒区洗足図書館で
あなたが神様―踊って病気をぶっ飛ばせ!』(著:なむごんべい/出版:ガイア出版)という本を見つけた。


副題に「踊って病気をぶっ飛ばせ」とある。


著者は医者。
大阪で大村クリニックという医院を開業しておられます。
大村クリニック 漢方薬とヒーリングダンス:http://www.geocities.jp/kakko1222/


ヒーリングダンス関係の本です。


現在予約順番待ちでお並びいただいたお客様が
ダンスセラピーをなさっている方がおられました。
それを記憶していたからでしょうか。


私もダンスセラピーや音楽療法発達障害をもつ子供たちに音楽を通して自己成長を図る療法)に関心を持っています。
ただいくつかのビデオや書籍などの資料を所有し学んだ程度。
そのなかには学術的で難しい雰囲気がかもし出されていました。


だからダンスセラピーおよび音楽療法は専門的な学習がなければ関われないもの。
そのようなイメージでした。


ですがこの本のなかのヒーリングダンスは、
そのような系統のダンスセラピーとは違う雰囲気。


読み進めていくと、
今までダンスセラピーなどでの様子と異なり、
ちょっととっつきやすくてワークの知識とか体の使い方とか、
うまく踊れるかどうかなどとは無縁の自分のために踊る世界。
「こういう癒しを私も求めていたるのだろう」と思いました。



ちょっと話が脱線させてください。
ビオダンサという言葉を聞いたことある方もおられるかも。
「生命のダンス」という意味で、これは発祥は南米のチリ。
1960年代にロランド・トーロ(心理学者、医療人類学者)により編み出された、
ダンスワークショップシステム。
同氏は音楽と体の動きが精神病患者に与える目覚しい効果に気づき、
以後さまざまな学問をベースに研究や考察を経て、
2000種類にも及ぶエクササイズを生み出しました。
ビオダンサでは、音楽とリズムに心と体をゆだねて動かすことで
愛情とコミュニケーションの潜在能力を呼び覚まし、
自分と自分自身、他者、自然との一体感を取り戻します。
私の中ではこのビオダンサのイメージがダンスによる体の癒しに近かった。
つまり精神患者に与えた目覚しい癒しの成果は肉体的・精神的に私たちが
日常的に疲弊しておればそれも同様に癒してくれる。


だがいろいろと資料調査をしたもののビオダンサにのめりこむことはなかった。


先に調べすぎてしまい出足が鈍ったためです。
先に知識として情報を調べすぎ、
ビオダンサの型どおりを身に付けようとした。


その自分に気づきはっとさせられました。
「あっ、もうやりたくない。。」^-^;


私は知識偏重傾向を自分に認めています。
ある意味これは太極拳の「型」の学習のようなもの。
型を学ぶことで動きや姿勢の基礎を築きます。
ですが同時に型を捨てて自分の内側にある本能的な自然にわきでる動きも大切。
これは知識的にはすべてを捨てた空に近い様子でなければ発力されません。
この二つが両輪となり前にスムースに進むことが出来るといいます。
どちらかひとつだけでは仕事にまとまりがつかないようなのです。


うまくヒーリングダンス的な経験をつんでいくことで、
肉体的な解放と精神的な安らぎを得ることが出来るでしょう。
知識を獲得するためのダンスではなく、
自分と自分の意識・肉体と無心に向き合う体験です。


そこにボディワークにも代替するパワフルな懐の深さを感じます。