生きるための脳が優先です!!

生きるための脳と考える脳。


ヒトはこの二つの脳を持っている。
生きるための脳では呼吸をし心臓を動かし消化吸収をする。
考える脳では過去の記憶を元に判断して想像力を働かせ対処する。


真夜中にFMのNHKでラジオドラマを聞いていた。
ざぁ〜っとあらすじ。^-^;



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病院に入院中のおばあちゃん。
もうすぐ死に行く病。
見舞う14歳の孫の少女。
今まではおばあちゃんの娘たちとは、
にぎやかに互いをずけずけと主張した。
死に行く病の床にふし気遣う娘たち。
それがなくなり一抹の寂しさを感じる。
そんななかおばあちゃんが少女に一冊の本を買ってくるよう頼んだ。
すでにかなり昔に廃刊になった本だ。
だがどこの大型書店を訪ね歩いても手に入らない。
おばあちゃんは矢の催促。
見つけてこれないぐずだね、となじりながら、
『生きているうちに見つけてくれないとばけてでるからね』
そんなことをいう。
だが翌年、おばあちゃんは亡くなった。
部屋の外に見える桜の木を夜中少女がみていた。
するとおばあちゃんがベッドに腰掛けていった。
驚いたのは一瞬。
しばらくしておばあちゃんに質問をした。
『死ぬときは怖くなかった?・・・』
すると『わたしゃ怖くなんかなかった。
ヒトは怖いことを想像すると怖さが膨れ上がっちまうもんだ。
そんなことは考えないことだ。
日々生きていることを大切にしていた。
過ぎてみれば死ぬなんてどうっていうことはなかった。』
そう啖呵を切っていう。
その後、しばらくおばあちゃんは孫の少女のところへ出ては、
孫の青春期の話を聞いてくれた。
そして大学へ進む。
するとぱったりとおばあちゃんが出てこなくなった。
そのおり大学の裏にある本屋におばあちゃんが欲しがった本が
復刻版で平積みになっているのを見つけた。
その本の中におばあちゃんが若い娘時代、
実家の定食屋を手伝っていたころが初々しく描かれていた。
その後、小さな本屋に就職。
ブックコンシェルジュという職についた。。。



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考える脳が優先して生きる脳を追いやるという教えが
生き生きと語られたドラマ。


本来人間は、
生きるための脳を考える脳がサポートをする。
生きる脳が主で考える脳が従の主従関係です。
そう生きれば将来に起きるだろう迷妄は消え、
今を生きることに専念できる。
賢い生きるための知恵ですね。


考える脳は計算が得意だ。
だがその脳に偏る現代人。
気づいたら生きるための脳を脇に置いてしまう。
続くとカリキュレートする力ばかりが増えだす。


それじゃいけないんだよね。
っていう意味合いのメッセージでくくられたすばらしいラジオドラマだった。


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話が脳と骨の話に脱線します。
中医学系の気功よりの本を読んでいて。
面白いことが書かれていた。


脳は骨髄から生じるという。
発生学的にそれが正しいかどうかはわかりません。
でもそう考えたくなるようなことっていくつもある。
だからこの言葉を聞いて妙に納得。


脳は骨のコンディションに影響を受ける。
骨がコンディションよくいられれば、
脳もコンディションよくいられる。


脳は骨の若さに比例している。
特に生きていくための脳がその影響を受ける。


骨を動かすというのを通り越して、
骨髄という液体を中心にとらえて細い液体を感じ取り動かす。
そのようなイメージで体を動かすと、
骨の固体意識から別のイメージで体の動きが作り出せる。
非常にシンプルな意識体として動くことが出来るようだ。
動きの本質とそぐっているのではと勝手に考えています。


あと皮膚の神経分布を知っていれば
骨とその影響のある皮膚の部分が見える。
それをみるだけでも大切な発見が出来ると思う。


そういえばご存知でしょうか?
マティスメソッド。
聴力を発揮させることで骨が立っていく効果があるといいます。
同時に脳の処理能力が飛躍的に向上したり、
脳が深く癒されるといいます。


骨を活かすことで生きる脳と考える脳。
この二つが支えられているのでは?