ハジメに代替医療ではダメ。現代医学の医師から

整体やカイロプラクティックまたはその他の代替医療または運動療法的先生で
医師の診断についておろそかに考える方がいる。

でもミスジャッジですね。
危険な考え方です。

なにかの症状が出たときは、
ファーストアクションは代替医療ではなく現代医学の医師にいくこと。
それがセーフティ・アクションです。

生命を脅かす危険な症状や緊急に手術が必要なものもまれにではあるがある。
それを見誤ることは避けなければならない。
私は知ったかぶりをした代替医療関係の先生の判断で、
流産を余儀なくされた女性を知っています。
他にもいくつかのことを聞き及んでいます。
ただその先生は悪気はないようなんですね。

私の好きな専門書にエンタプライズ出版からでている
『オーソぺディック・マッサージ-軟部組織に対する神経筋アプローチ-』がある。

オーソぺディックは整形外科のというような意味。

症状についての定義・原因も詳細でよいし、
解剖学的位置・機能障害についてなども詳しい。
アメリカの理学療法士が発展させた軟部組織配置の新しい理論的モデルを解説。
上級マッサージ・セラピスト用の本だ。

実はオーソぺディック・マッサージを読んでいると、
問診や触診技術といってよいだろう詳細説明がある。
さすがに整形外科マッサージとおっしゃるだけある。

こうやって病歴や症状を問診して危険信号をチェックしているのか、
というようなことがらに察しが着く。
なるほど〜とうならされる。
ただこのような問診をして診断のようなことをいってはならない。
まだまだこの本に掲載されている情報自体は過去に書かれた情報で、
もうすでに新しい見解やより正確に診断する方法が研究されている。
問診や触診の奥深さを知れば私が無知であることを痛感する。


そのような場合には専門の医師に
先人の築き上げた問診や触診の技術で診断していただくとよい。
現代医療の最新診断技術も心強いツールだが、
先人の築き上げたデータを駆使して問診等の診断をすれば
プロの知識を持つ専門家にのみ知りえる危険信号チェックができるだろう。
そのひとつひとつの問診項目には意味が明確にあって、
危険信号が点灯しているかどうか、
どのような種類の危険かを診断できる。

すばらしい実学的知識です。

そのスキルを駆使する医師の存在は大きい。
そのような医師を見つけることが肝要です。