斜角筋をゆるめて首をスマートに


斜角筋部分のリリース


首の筋肉が硬化短縮すると首の中ほどが前に突き出され短くなります。
耳下の頸動脈や頸静脈を圧迫して血管を細くさせて脳への血流が減少。
のどが締め付けられ息苦しく呼吸しづらい。
顎が前にでてしまう。
身体の中のエネルギー流動が停滞することで性格的に
物事に対処する困難を覚えたり簡単にやる気をなくし意気消沈するんです。
首の短縮をボディリーディング的にチェックするとそうなるみたいです。


胸鎖乳突筋や斜角筋は首の筋肉です。
胸鎖乳突筋は外側に位置し比較的リリースしやすいんです。
首という急所に当たる筋肉ですから解くには相応の注意が必要です。


だが斜角筋は鎖骨の下を通り
筋膜リリースマッサージの解き方では対応できない。
外側に表出している斜角筋部分のみを圧しても
思ったほどの成果はあがらないのです。


前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3パートからなります。
以下に前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の順で起始と付着をあげます。


起始は第3〜6頚椎の横突起前結節と下位6個の頚椎横突起後結節と第4〜6頚椎横突起後ろ結節。
付着は第1肋骨の上面にある前斜角筋結節と骨縁と鎖骨下動脈溝の後ろの第1肋骨上面と第2肋骨の外側面で前鋸筋付着部の後ろ。


鎖骨と第1肋骨の間を通る斜角筋。
斜角筋は鎖骨と第1肋骨の両骨膜に癒着することがある。
それにより鎖骨と第1肋骨が密着化したまま固定される。
この部分を立体視してイメージ。
この密着して動きを失った箇所をどうすればはずせるか、ですね。


それを考え答えをだせればよいわけです。


そうすれば筋膜リリースマッサージでは解けない部分を的確に
アプローチすることができるでしょう。


私なりにその解法を地道に導き出してこそこそっと実践してます。
解法を得るには時間がかかりましたが気付いてみれば単純な手法。
あとで考えるとなんでこんなことを気付かなかったのかと・・・^-^;。
ただ今はその解法により斜角筋がゆるみ首が伸びてくれてます。