『ヨガ解剖学経典』で『機能解剖学』を学習

本日、お客様より大変に貴重な「ハタヨガ」の本をいただきました。
ありがとうございます。多謝!m__m


太極拳を日頃より真摯に実践なさっておられるお客様が
このたび中国の北京に。


そのときに中国の書店で見つけて気に入って購入なされましたのが、
私どもがいただきました書籍です。
なので全編中国語です。
『ヨガ解剖学経典』と書かれており、
ハタヨガの各ポーズをするときの
体の内側にある骨格と筋肉が詳細に表現されています。
綺麗な骨格図に目的の筋肉のみが3D・CGで描かれたイラスト。


日本語の本で『Yogaに役立つ解剖学』という本があります。
この本はもちろん日本語で解説がすぐ理解できるなかなかの良書。
人体の内側の筋肉や骨格がわかるスケルタル・デッサン・イラストが秀逸。


ですが私の私見ですが『Yogaに役立つ解剖学』よりも観ていて楽しい。
そして役立ちます。
『ヨガ解剖学経典』はイラスト数が多いんです。
3次元CGにより明瞭にひとつずつの筋肉が表現されている。


通常の解剖図は動きのない立位で前後左右から観た図ぐらいでしょう。
もちろんこれはこれで役にはたちます。
でも私どものような『体の動き方』を中心にすえて評価するものには、
それだけではあまり使い勝手がよろしくありません。
体の内側の筋肉・骨格・関節・血管・神経などが
姿勢を動的に変えることによってどのようになるかが重要です。


つまりある姿勢をとろうと動いていると腰痛が起きるとかいうとき、
体の内側の筋骨格系の状態が姿勢変化により多大な変化が生じている。
こういうことはよくあることですよね。
その体の内側の起こりを読んで施術をするのですから。


すると静止した姿勢の解剖学では間に合わず、
大変に複雑な『機能解剖学』という方面の理解が必須です。
操体法でいうところの動診のような感じ。
そこにまで手を伸ばさないとなりません。


ダンスや運動のトレーナーなどの専門の方々も、
たいてい『機能解剖学』まで学んでいるのでは?
この学びが深ければ動きの解釈を伝えるときに
大変に役立つはずです。


もちろん機能解剖学を解説する本もある。
でも学術書ゆえに単調に表記されていて、
観るものの学習意欲をそがれるものです。


ですがいただきました中国語の『ヨガ解剖学経典』は、
ヨガのポーズをとっているスケルタル・イラストを眺めていると、
ユーモラスな雰囲気をかもし出す目つきのイラストで楽しいんです。


観るものが観れば機能解剖学を理解するために大変に役立つ逸品です。