施術のテクニックというものもいろいろあるんです。
それらを組み合わせて使うわけですが、
「組み合わせ方」や「順序」や「利かせ方」の妙というものがあります。
それらをアッセンブルして最適な解を見つけるわけです。
それゆえに実際の施術のときも真剣に常に最適解を見つける過程と考え、
漫然と同じ動作を繰り返すようなことはありません。
いつももっといい解はないだろうかと考え続けます。
たとえば肩をとくための二つの方法があるとします。
その2つのテクニックA、テクニックBを使います。
AとBの順に並べるかBとAに並べるか。
どちらを選ぶかで施術の利き具合が画期的なほど変わります。
天と地ほどの差が生まれることもあるのですよね。
試験的に両方を行い結果を観て判断していきます。
これは化学の実験で材料同士の組み合わせをどうするかで、
まったく違ったものが生成されるのと同じなのでしょうね。
各種整体やオステオパシーや筋膜マッサージやカイロプラクティックや
テクニックの数は限りないと思えるほどたくさんある。
そして自分で考えたものなども付け加えられていく。
それらをどう組み合わせ並べるか。
毎回のセッションでは常にそれが変化熟成していき、
徐々に理想解に近づけるように勝負をし続けている。
そのようなところに先生方のセンスがでるのが施術の奥深さと面白さですね。