ワークベッドで研究中!

ボディワイズですでに施術を受けている方へ。


数日前に、施術用のベッドを注文。


ベネチア30
http://www.fontanaseiyo.jp/products/detail/347
VeneziaAB300.jpg


届きました。 ^-^)



シンプルすぎるほどの折りたたみベッド。


マット面は低反発。
硬すぎず、
柔らかすぎず。




脚の高さですが高め。
わかっていたものの、
もうちょっと低くしたかったが。
マットの居心地の良さを先に考えました。


部屋が狭いから、大きく見えます。でかい。
そして16キロの重量感。



床に脚をたたんでマット部分を敷くように、
そのようにできるのではと思っていたが、
現状購入したベッドではしにくくて困惑。
脚のパーツを分解すればいけるだろうか?
手強そうです。





長時間うつ伏せはきつい。。。
そのような不都合な点があり、
そちらを少しでも軽減できればと思います。


ただ高さがわずかでも変わると、
今までの私が自分の体に叩き込んできた
圧のかけ方や圧量や圧質。それに方向も。
実地で再検討をして変更せねばならない。


最悪、ワークベッドを購入したが、
いままでの床面でヨガマットのやり方のほうが
精度がいいし的確な圧をかけられるといったことも。


詳細に圧の作りを言えば、沈勁(ちんけい)という、
私の体の重さを沈め筋力以外の圧で加圧しています。
私自身が長時間の施術にも耐えられる用法ですし、
お客様への圧の浸透性も抜群によくて、
信じられない程の強い圧をかけられていたとしても、
表層筋をいじめないから苦痛感がゼロかちょっと息苦しいな程度にしか感じられない。


体の表層から深層までの連携が甘くなっていた状態が、
沈勁で圧をかけられると一連につながりを取り戻して
つなぎあわせてくれるようになる。


沈勁で圧をかけられているだけで、
副交感神経系優位な脳波が安定し、
全身の筋肉の緊張をくまなく緩め、
その緩みで施術中の事故を防止できる。


外圧等が加わったとしても、
副交感神経の優位状態では
関節部分が緩まれいるので、
自らの内側の軟部組織全体、
それらがクッション化する。


体が緊張してこわばっているときは、
筋肉を傷つけるのも楽だし、
関節の遊びが消え骨折も起こりやすい。
そのようなリスクを、
沈勁などの浸透性が高く深部層の筋まで圧が届くものを使うことで、
回避できるものなのですね。



経験上、そのように理解していて、
そちらに向けて研究に余念がない。


ちなみに沈勁は中国武術などを学ぶ方々は、
よくご存知であろうポピュラーな発勁方法。
関心を持たれた方々は、
ちょっとだけ武闘派な、
中国武術をなさる先生に教えをいただけば
とてもわかりやすいものだと思います。


沈勁をメインで力を発揮させて、
力の発する方向を適宜変えれば、
人がそれで数メーター後ずさりをする爆発的な力を秘めています。
達者な方が使えば、まさに人がふっとばされる感じにもなります。


要は、爆発的な瞬間圧にすれば人を投げる、
打撃を加えるとなりますが、
徐々にじわじわと時間をかけて発する圧に。
そうすることで私の施術に最適に設定する。
使いようですよね。


他にもいくつもの力の発するやり方があります。


それらの圧の力の出す技術は、
幾つものものを組み合わせて、
適宜、応用していけるもので、
発想力なのだろうと思います。


ただ床スレスレでというほうが私のやり方では
勁力(柔軟で弾力に富んだ力を発揮すること)を取り出すのが楽だし正確。
それはもともとが四足状態で歩く自然の姿が一番強い勁力を生むからです。


言葉の表現は悪いのですが、
四足状態でハイハイしているときに、
たまたま下に何かを踏んじゃったと。


それが長時間の施術をしても、
施術者の肺も腕も胸も潰さず、
お客様にも重力に沿った圧に
すぐ慣れていただけますから。



そのような課題をクリアできるか。。。


等身大骨格人形さんを骨折させないようにしつつ、
研究してみたいと思います。



ただ、これでようやく頭蓋仙骨療法のラニオセイクラル・オステオパシーの本が、
ちゃんと勉強できる準備が整えられました。 ^-^)


ラニオセイクラル・オステオパシーで紹介されている多くのテクニックは、
施術ベッドがあったほうがいいものばかりでした。
単純にベッド化したことで、
この手技の成果は大きくなるでしょう。