地球ゴマのジャイロ感覚で立てば、どう?

新宿東急ハンズで「地球ゴマ」を購入。


これは人体の動きを理解するための教材なのです。
事前に地球ゴマがあるかどうか問い合わせて買いにいきました。


Wikipedia 地球ゴマ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%B4%E3%83%9E


上記のサイト中に書かれている「ジャイロ効果」。
この効果をコマに応用したのが地球ゴマ


手の感触でジャイロ効果の感覚を観察してみたかった。


視覚で得られる情報はYoutubeの映像で十分だが、
触覚で得られる体験が重要です。


得てして100回視るより1回触るほうが気づきが多い。
それもワークに使える気づきは触ると閃くものなのです。


この効果が人体内部にも存在しているといわれる箇所がある。
そこかしこにある。


それは頭ではわかっている。


三軸修正法などの本を平行して読むと理解は深まるでしょう。


ただその実感が薄く感じられた。
そこが気になっていて。。。


実験して確認作業が徐々に進んできた。
感触がつかめてきました。



たとえばさわりだけ書いておくとすれば、
バレエをなさっておられる方々。


それも優れた身体能力を発揮するダンサーの内側には、
コマ軸とも呼ばれる中心軸が見えます。


とてもしなやかに柔軟に動くダンサーは
からだの内部を意図的に割り、
割ったパーツを協調させ動かすことができるように思います。、
意図しなくとも慣れれば自動化して動けるので、
そこまでいけば本人は無意識に動けているのでしょうね。


体表は静かにみえるが、
その内側は裏腹。
バランスをとりつつ全体が協調して動き続け、
動きを止めることがない。
激しさがある。


ダンサーを見てもそうとは見えない。


それは
地球ゴマを高速で回し続けるときに、
微動だにせず立ち続ける姿にも似る。


地球ゴマは失速すれば重力に負け倒れ止まる。
そうならないほどの高速スピンがダンサーの内部に感じられるかどうか。


ジャイロ効果のため、
斜めにしてまわしても地球ゴマは回り続ける。
これもよいダンサーの身のこなしにつながるだろう。




ジャイロ効果とは話がずれますが、
普通のコマは外から回転している面を触ると
回転力にストップがかかり失速することとなる。
だが地球ゴマは回転体となるコマの外側にフレームがあり、
そちらを持てばその内側にある回転ゴマ部分の速度は維持。


これなども自分の身に置き換えて考えれば応用が利く感覚。


強烈なジャイロ効果がある場には、
強い気が生じるような感じがする。
安いワインをまろやかにする効果、
っていうものを引き出す装置をこれで作ることもできるそうなので。


体表を固定して体液をスピンさせるイメージ。
(実際に内臓が体内で正常位置を損なってぐるぐる回るわけではない。
イメージするだけですからね。)


健康体の方ほどこの正確な中心力を思い描けて、
体内をジャイロ回転させるイメージがしやすい。
健康を損なっているときや精神的なストレスがあるとき、
体の中心を感じ取れなくなるという特徴があって、
このときには体の中の地球ゴマをうまく回せない。


私は立っている人の姿を見ていて、
最初はまっすぐ背骨を伸ばしたり関節がかみ合って
内骨格構造を正すことが必要だと思います。
それができるようになってきたら体内の仮想地球ゴマ
そこかしこに認識して意識して高速に回転させてほしい。


コマのような少ない地面への接触点だけで支える人間。
回転が止まっている状態ではコマのように支えるのは
ぎっちと地面を掴もうとしている。


高速回転させることが慣れてくれば、
黙っていてもいい姿勢が楽になる。
それはある程度の内骨格の並びが正しくキープできる人には、
ほんと、不思議なほど体が正しく立ちだしますから。
または姿勢が傾斜していてもバランス計算能力が死にません。